一条高等学校附属中学校(2024年度)の入試情報
入試情報
一条高等学校附属中学校の入試対策の特徴
奈良市立一条高等学校附属中学校の入学適性検査は、検査Ⅰ・検査Ⅱに分けて実施されます。
- 検査Ⅰでは、文章や資料を読み解き、課題を整理して適切に表現する力や自らの考えを事実にもとづいて表現する力を測られます。
- 検査Ⅱでは、身近な自然現象やグラフ、図、データ等を分析し考察する力や課題解決に向けて論理的に思考・判断し表現する力を測られます。
上記の入学適性検査の対策として、KECでは、「表現力」を養う専門授業を正課授業として開講しています。
『表現国語』『表現算数』の授業では、下記の3つの力を養うことで「表現力」を育成。
「ディベート・ディスカッション」「作文・記述」など新しい中学入試問題への対応力を鍛えます。
- 「読解力」文章問題をきちんと理解し正確に読み解く力。
- 「伝達力」自分の考えを文章や式で的確に表現する力。
- 「現場思考力」質問や反論に対して瞬時に解答を導く力。
さらに上記の正課授業に加え、市立一条高等学校附属中学校合格を目的とした専門の対策講座を開講しております。
論理的に説明させる記述形式での入試に対応しています。
一条高等学校附属中学校
令和5年度(2023年度)入試結果について
定員と倍率
令和5年度は、80人の募集人数に対して、約3.16倍の253人が受験しました。
募集人員 | 出願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 実施競争倍率 |
---|---|---|---|---|
80人 | 261人 | 253人 | 80人 | 3.16倍 |
出典:令和5年度奈良市立一条高等学校附属中学校入学者選抜合格者数
(https://www.city.nara.lg.jp/uploaded/attachment/139712.pdf)
合格者平均点
入学者の選抜は、初年度とおなじく「国語・社会領域」にあたる適性検査Ⅰ・「算数・理科領域」にあたる適性検査Ⅱ、面接、小学校の調査書で行われました。
250点満点のところ、合格者の平均点は197.3点となりました。
過去の入試結果
一条高等学校附属中学校
入学者の選抜方法について
■適性検査Ⅰ
文章や資料を読み解き、課題を整理して適切に表現する力や、自らの考えを事実に基づいて表現する力を測るものです。
■適性検査Ⅱ
身近な自然現象やグラフ、図、データ等を分析し考察する力や、課題解決に向けて論理的に思考・判断し表現する力を測るものです。
■面接
入学や学校生活への意欲と適性等を判定されるものです。
一条高等学校附属中学校
令和5年度(2023年度)出題形式
適性検査Ⅰ(国語領域)出題形式
「適性検査適Ⅰ」全体として、2022年度は「大問2問構成」でしたが、2023年度は「大問3問構成(大問3は国語・社会融合問題)」となり、「適性検査Ⅰ」全体として「ボリュームアップ」となりました。また、「国語領域のボリュームアップ」「社会領域のボリュームダウン」となり、2022年度よりも「国語領域の比重」が大きくなりました。
★国語領域「2022年度」「2023年度」の比較では「ボリュームアップ」
①長文問題が二題になった、②設問数(全体合計)が七問から九問になった、この二点から「ボリュームアップ」といえます。
ただし、読解問題・作文問題については「出題形式」「難易度」ともに2022年度と大きく変わっていません。
国語領域は、大問1と大問3の問一・三・五 (適性検査Ⅰ 100点満点・45分)
大問番号 | 小問数 | 内容 |
---|---|---|
1 | 6 | 【本文】コミュニケーションについての論説文 |
問一 漢字の書き取り(2問) | ||
問二 熟語の構成(1問) | ||
問三 接続語の補充(選択肢) | ||
問四 傍線部の説明(ぬき出し) | ||
問五 筆者の主張の要約(15~20字) | ||
問六 指定された一文が本文中のどこに入るかを答える(選択肢) | ||
問七 筆者の考えを選ぶ(選択肢) | ||
3 | 3 | 【本文】地球の形の歴史的認識についての説明文 |
問一 筆者の説明内容の読解(ぬき出し) | ||
問三 本文内容を説明した図の空所補充(選択肢) | ||
問五 作文 「( )がいかに( )であったとしても、( )ではなかった。」という題名(空所は自分で考える)の作文(120~150字) |
一条高等学校附属中学校 入試対策ポイント
適性検査Ⅰ(国語領域) 入試対策
1.「全方位的」学習ボリュームアップといっても設問数は多くないので、「一問一問を確実に正解すること」が重要。
①知識領域を広く学習する、②読解領域では「マーキング(本文・設問・選択肢)」「本文内容を自分なりに要約する」という「読む・解く」の基本動作を習慣化する、この2点を重視して「確実に解く力」を身につけましょう。
2.作文は「様々な問題」を経験しておく
「自分の考えを書く」という傾向は変わらないと予想されますが、「同じ形式」が次年度も出るとは限らないです。
様々な作文問題を経験し、「どのような出題に対しても対応できる作文力(発想力・構成力・表現力)」を磨きましょう。
適性検査Ⅱ(算数領域) 入試対策
幅広い単元から出題されるので、まずは基本的な内容を徹底的に押さえておく必要があります。
また、問題を解くのに必要な情報を素早く確認するために、マーキングしながら問題を解く習慣をつけておくことが重要。
後半にも比較的易しい問題が出てくるため、日頃から時間配分を意識しながら問題を解くようにしましょう。
表現算数で学習する内容も出題されているので、算数の内容に限らず、表現算数の内容もきちんと勉強しておく必要があります。
教科書の内容だけでなく、受験算数の基本的な内容をきちんと定着させて入試問題にのぞむようにしましょう。
今後、記述の問題が増える可能性もあるので、きちんと対策をしておく必要があります。
KECの一条高等学校附属中学校
対策講座・模試情報
表現講座
「表現力」養成のKECの専門授業です。
この講座では、「表現力」を身につけるために必要な3つの力を養います。
- 本文や複数の資料から示される事実を正確に読み取る「読解力」
- 自分の意見やその理由を的確に伝える「伝達力」
- 質問や反論に対して瞬時に解答を導くことができる「現場思考力」
KECの合格メソッドについて詳しくみる
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一条高等学校附属中学校の合格者の声
奈良市立一条高等学校附属中学校/奈良教育大学附属中学校/育英西中学校(立命館コース) 合格
奈良市立一条高等学校附属中学校/育英西中学校(特設コース) 合格
奈良市立一条高等学校附属中学校/奈良学園登美ヶ丘中学校 合格
奈良市立一条高等学校附属中学校 合格
奈良市立一条高等学校附属中学校 合格
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一条高等学校附属中学校の概要
市立一条高等学校附属中学校は、令和4年度開校の奈良市立の中学校です。
中高一貫教育の学びが魅力であり、6年間を通した系統的な学習が可能です。
幅広い異年齢集団で学習し、様々な活動も行い、3年間中学で学んだのち、入学者選抜なしに一条高校へと進学します。
一条高校は、昭和25年に普通科高校として設立され、翌26年には全国初の外国語科(英語)が開設された高校です。
大学進学実績についても、国公立大学や難関私立大学へ多く輩出しています。
校風
奈良市立一条高等学校附属中学校は、Arts STEM教育や高校生との交流もあり、様々な活動を行うことができます。 自分のやりたい事をとことん探求でき、豊かな体験活動から人間性を高めることが可能な学校です。
教育方針
”アクティブシティズンであり、自由に生きることができる「個人」の育成” を掲げており、どんな社会の中でも自立して生きていくことができる人間を育成します。
■ 一条高等学校附属中学校公式HPはこちら
お問い合わせ先
TEL. 0742-33-7075
FAX. 0742-34-8809
所在地
〒630-8001
奈良市法華寺町1351 番地
アクセス方法
交通:近鉄「新大宮」駅から徒歩800m、JR「奈良」駅から徒歩・自転車1900m、近鉄「奈良」駅からバスで10分
その他の中学の入試対策ページを見る
大阪教育大学附属天王寺中学校(大教大天王寺)の入試対策は、KECゼミナール天王寺教室のホームページでご覧いただけます。