中学進学前に身につけたい!小学生のうちに育てる学力の土台

小4~小6 高校受験
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中学進学時に慌てないために、小学生のうちに必要なこと

小学校高学年になると、「中学生になったら勉強が大変になるらしいけれど、うちの子はついていけるかしら?」と、ご不安に思われる保護者さまも多いのではないでしょうか。
中学校では、授業のスピードが速くなり、教科の内容も一気に難しくなります。さらに部活動や友だちとの関わりなど、新しい環境に適応することにもエネルギーを使うため、勉強に集中する時間を確保するのが難しくなるお子さまもいます。
だからこそ、小学生のうちに“学力の土台”をしっかり築いておくことが、中学生活をスムーズにスタートさせるカギになります。

「学力の土台」とは何か?

学力の土台とは、難しい問題を解くための特別な知識ではなく、「毎日の学びを支える基本の力」です。たとえば、国語では語彙力や読解力、算数では計算力や論理的思考力、そしてすべての教科に共通するのが“自ら学ぶ習慣”です。こうした力は一朝一夕には身につきませんが、日々の積み重ねで着実に育てることができます。逆にこの土台が弱いと、中学校で新しい学習内容を学ぶときに理解が追いつかず、勉強に対して苦手意識を持ってしまう可能性があります。

小学生の今、育てておきたい3つの力とその理由

小学生のうちに育てておきたい力は、大きく分けて次の3つです。

  1. 国語力(学びの基盤となる力)
    学習の基盤として、まず育てたいのが「国語力」です。国語力とは、文章を正しく読み解き、自分の考えを的確に表現する力のことです。
    この力が身につくと、例えば算数の文章問題を正確に解釈できたり、理科や社会の新しい知識を効率よく吸収したりできるようになります。さらに、複雑化する英語学習においても、文の構造を論理的に理解し、自分の考えを表現するための大切な土台となります。
    国語力を伸ばす具体的な方法として、まずは読書が挙げられます。読書は語彙を増やすだけでなく、自分の知らない世界を知るきっかけにもなります。また、日記を書く習慣も効果的です。「自分の考えを言葉にする」力を養い、表現力の向上につながります。
  2. 算数の論理的思考力(筋道を立てて考える力)
    算数というと「計算力」を思い浮かべる方も多いですが、中学以降に本当に役立つのは「論理的に考える力」です。たとえば、問題を解くときに「なぜこの式になるのか?」「他に方法はあるのか?」と考える習慣を持つことが大切です。論理的思考力は算数だけでなく、将来の理科の実験考察や社会の資料読み取り、さらには高校入試・大学入試の記述問題にも生きてきます。KECゼミナール・KEC志学館ゼミナールでも、単に答えを出すことだけでなく「どう考えたのか」を振り返る姿勢を大切にしています。その過程で自分の考えを言葉にする練習を重ねることで、お子さまの思考をより深めることにつなげています。
  3. 自ら学ぶ姿勢(学びを継続する力)
    どれだけ国語力や論理的思考力があっても、それを伸ばす時間を確保できなければ意味がありません。小学生のうちから「毎日机に向かう」習慣を身につけることが、中学進学後の学びを支える土台になります。宿題をするだけでなく、自分から復習や予習に取り組む姿勢を少しずつ身につけることが大切です。KECゼミナール・KEC志学館ゼミナールでは、目標を立て、計画を立てて実践し、振り返りを通して次の学びへとつなげる流れ(G-PDCAサイクル)を大切にしながら、塾での学習だけでなく家庭での学習習慣の定着までサポートしています。こうしたサイクルを繰り返すことで、自ら学ぶ姿勢が育っていきます。
10月コラム(プライム)2

「中学から頑張る」では遅い—土台づくりは今がチャンス

中学進学はお子さまにとって大きな節目。この大切な時期を最高のスタートにするために、今から始められる準備がたくさんあります。国語力・論理的思考力・自ら学ぶ姿勢という3つの力は、今からでも少しずつ積み重ねられるものです。「まだ小学生だから大丈夫」と思う時期こそ、土台をしっかりと固めるチャンスです。保護者さまの温かい励ましと、日々の小さな習慣づけが将来の大きな安心につながります。

一歩先の安心をつくるために

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