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【つながるKEC】~たったひとつの質問をきっかけに~
【つながるKEC】では、KECゼミナール・KEC志学館ゼミナールに通塾いただいている生徒と講師・教室スタッフとの間で生まれた、特別なエピソードをご紹介。
今回はKECゼミナール王寺教室のとある中学生が定期テスト前に、保護者さまも驚くほど生まれ変わった出来事をお伝えします。
勉強が面白くない・・・そんな男の子が一日にして変化。
KECゼミナール王寺教室に小学生のころから通ってくださっている、中学2年生の男の子。
あまり勉強が得意なタイプではなく、定期テスト前に実施される「集中特訓」も参加せずに自習室で自分の学校のワークを進めるような子だった。
そんな男の子が変わったのは、2学期中間テスト前のある出来事。
男の子は集中特訓に参加、確認テストが終わり王寺教室の講師に学校ワークの質問をしに来た。
その質問対応をした講師の指導をきっかけに、男の子は見違えるほど勉強を楽しんで取り組むように。
帰宅後、男の子は塾の出来事や勉強が楽しくなったことを保護者様に話したという。
男の子が帰宅した翌日に、保護者様から感謝のお電話をいただき「家族全員驚きの1日だった」とうれしいお声をいただいた。
勉強の仕方を指導したことがきっかけに。
男の子の質問対応をしたのは、KECゼミナール王寺教室の教室長である川畑さん。
たまたま教室のカウンターにいた川畑さんに男の子は質問をしに来たという。
男の子が持ってきた質問に応じていく中で、川畑さんは男の子の勉強の仕方に着目。
男の子は、基礎基本が全く理解できていない状態で応用問題ばかりに挑戦し、学校のワークに苦戦していたのだ。
そのことに気づいた川畑さんは、中学校の教材に合わせて問題を出題してくれる定期テスト対策アプリを用いて、男の子にひたすら基本問題に取り組ませたという。
すると、さっきまでまったく解けなかった問題が8割ほど解けるように。
問題が解けるようになったことから本人が勉強の楽しさを感じたのか、夢中で自習に取り組んでいたという。
そして17時頃には帰る予定が、塾の電話を借りて保護者さまに電話。
お弁当を持ってくるように頼み、保護者さまが持ってきたお弁当を急いで食べて塾に戻りまた自習をしていた。
結果、13時ごろから来ていた男の子は、20時から21時ごろまで塾に残り自習をしていたそう。
「嫌々勉強をしている子は数学の途中式をさぼったりするんですが、その男の子は自習前では考えられないくらい丁寧に途中式も書くようになっていました。」と川畑さんは話し、勉強を心から楽しんでいる様子が見受けられたという。
男の子はこの日を境に、授業がない日にも自分からご家族に「KECに勉強しに行きたい」と言うようになったそうだ。
KECならではの質問しやすい空気が男の子を変えた。
出来事があったその日、男の子が帰宅した翌日に保護者さまから教室に感謝の電話があった。
保護者さまは、「子どもが塾に帰ってくるなり、塾での出来事を話していました。数学が楽しくなった、もっと勉強したい!と話したんです。」とあまりの変化に驚かれている様子だったと川畑さんは話す。
いつもとなんら変わらない質問対応をした川畑さん。
まさかこんなお電話をいただけるとは、思ってもいなかったそうだ。
KECゼミナール・KEC志学館ゼミナールはどの教室も生徒と講師の距離感が近い。
だからこそ、教室では講師に質問をしに行く生徒が多く見受けられる。KECでは当たり前の光景だ。
実は川畑さんは、男の子の授業を担当していたわけではない。
男の子は普段から王寺教室が創り上げていた「質問のしやすい空気」によって、接点があまりなかった川畑さんにも気軽に質問に行くことができたのだろう。
テスト後、懇談のご案内を保護者さまに配布。
男の子から懇談希望の有無の用紙を受け取った際に、保護者さまから改めて感謝のお手紙が添えられていた。
そのお手紙の中にはこう綴られていた。
「夏休みには塾をやめたいと言うこともあったんですが、川畑先生にお声がけいただいたことで、また頑張ろうと思えたようです。ただ、勉強をどうやっていけばいいのかまだまだ分かっていない部分が多いみたいなので、お時間あるときにまた勉強の仕方を教えていただきたいです。」
やめたいと言っていた生徒の気持ちを一日にして変化させた川畑さんの対応。
日ごろから生徒一人ひとりに寄り添ったコミュニケーションが生んだ出来事だったのだろう。
楽しんで勉強ができる環境と子どもたちが自ら考え決断できるように、指導を行う王寺教室
KECゼミナール王寺教室の教室長である川畑さん。
そんな川畑さんは、“王寺教室のありたい姿”として掲げていることが2つある。
「王寺教室がお子さまにとって自ら勉強を頑張れる環境であること。そして、子どもたちが勉強を通して自分で考え、困難に出会ったときに、それを乗り越えるための判断と決断ができるようになれるようサポートをする場であること。」
川畑さんは、王寺教室のありたい姿を目指しながら、今日も王寺教室で子どもたちと向き合っている。