合格体験記
畝傍高等学校 合格
「怠惰」まさに中学2年生2学期までの私を表す言葉です。
私がKECに入塾したのは、小学5年生の春でした。初めの頃は、勉強に楽しさを見出しプライムの定期テストで高得点を取ることができていました。しかしそれも束の間、中学1年生の数学で最初の単元でつまずいてしまった私は、起き上がる気力を失ってしまったのです。
中学1年生の頃が特に酷く、あまりきちんと宿題をせずに塾に行っていました。その時の私は、偏差値の存在や内申点のシステムのことをよく分かっておらず、その時の実力に見合わない高校を目指していたのです。しかし中学2年生2学期の学校の懇談で、そのままの成績では到底叶わない夢であることを思い知らされました。それから、ようやく本腰を入れ始めた私の成績は、なんとか右肩上がりになっていきました。同時に、私の志望校も明確になりました。
ところが、3年の夏頃までは順調だったものの秋になり模試をたくさん受け始めると、己の大きな壁にぶつかりました。自分の模試の成績を上げるには、勉強時間を増やさねばなりません。勉強時間を増やすこと。これが私の最大の課題でした。
しかし、食後の塾の授業ではいつも眠気に襲われ、塾に居ない間の隙間時間はスマホに奪われていました。「なぜ私は今の生活を改善できないのか」周囲は受験に真剣に取り組んでいるのに。受験本番までの日数は着々と減ってきているのに。周りの受験生より頑張れないことが悔しく、冬頃、自分がよく使っていたSNS やゲームをアンインストールしました。
しかし、年が明け、赤本を解き始めてもことごとく合格点に達することができず、不安な毎日を過ごしていたところ、KECの先生に「どんどん質問に来てわからないところを全て潰していったらいいよ」と言われました。その時から、わからない問題や解き方の確認などの質問を大量にするようになりました。先生方は、頭の固い私が納得するまで1時間ほど一つの問題を解説してくださったり、言葉を噛み砕いて説明してくださったりしました。
志望校に合格することができたのは、そんな不器用な私を支えてくれたKECの先生方や家族、周囲の方々のおかげです。受験を通して、感謝の大切さを改めて学ぶことができました。そして、この1年が今までで一番自分に向き合った一年になりました。つらいことや悲しいことがあっても、生徒一人一人を見てしっかりと導いてくださった先生方。毎日送り迎えをして私を励ましてくれた家族。本当にありがとうございました。