【教室便り】新大宮教室
【冬の体調管理】入試本番に強い体をつくる「黄金ナイトルーティン」
こんにちは!新大宮教室の蓮池です!⛄
最近、中3生からこんな相談をよく受けます。
・布団に入っても、なかなか寝付けない
・時間が足りない気がして、つい夜更かししてしまう
・昼に眠くなったり、休日の朝に遅起きになってしまう
どれも、とても自然な悩みです。
受験が近づくほど「やらなきゃ」という気持ちは強くなりますし、
夜は一人で考え込んでしまいやすい時間でもあります。
今日は、根性論ではなく、
血流・自律神経・脳のはたらきという科学的な視点から、
元気に入試を迎えるための「黄金ナイトルーティン」を紹介します。
なぜ夜になると不安が強くなりやすいのか?
本来、人の体は
夜になると副交感神経(リラックスの神経)が優位になり、
心も体も休むモードに入るようにできています。
ところが、受験期は
・強いプレッシャー
・「間に合わないかも」という焦り
・スマホや画面からの刺激
などが重なり、
夜になっても交感神経(緊張モード)が下がらない状態になりやすいのです。
この状態が続くと、
・心拍数が下がらない
・脳が休めない
・ちょっとしたことでも不安に感じやすくなる
という悪循環に入ってしまいます。
夜は、脳がすでに疲れています。
疲れている脳は、
できなかったことばかり思い出したり
「もし失敗したら…」と悪い想像をしやすくなったり
本当は大丈夫なことも、必要以上に深刻に感じてしまったりする
という特徴があります。
つまり、
夜に感じる不安は、実際よりも“重たく見えている”ことが多い
ということです。
昼間なら気にせず流せることも、
夜になると「すごく大きな問題」に見えてしまう。
これは性格ではなく、脳の仕組みです。
入試に強い人がやっている「黄金ナイトルーティン」
大切なのは、
神経をきちんと切り替えて、脳と体を休ませることです。
① 寝る90分前に「ぬるめのお風呂」
ついついシャワーで済ませがちな現代人ですが
冬は寒さで筋肉がこわばり、血流も悪くなっています。
38〜40℃くらいのぬるめのお湯に、10〜15分つかりましょう。
・血流が良くなる
・副交感神経が働きやすくなる
・体温がゆっくり下がり、自然に眠くなる
シャワーだけより、湯船につかる方が圧倒的にメリットが多いです。
② 寝る30分前に「勉強を終える決断」
夜遅くの勉強は、
・覚えたつもりでも定着しにくい
・ミスが増える
・翌日の集中力を削ってしまう
というデメリットがあります。
おすすめは、
・新しい問題には手を出さない
・暗記を詰め込まない
・その日やった内容を軽く見返すだけ
「今日はここまでやった」と区切りをつけることが、
翌日の自分を助けてくれます。
③ 寝る30分前は「スマホを見ない」
スマホの画面の光は、脳にとって強い刺激です。
・脳が「まだ昼だ」と勘違いする
・眠くなるホルモン(メラトニン)が出にくくなる
・寝付くまでに時間がかかる
など、体調に悪いことしかありません。
どうしてもスマホを触ってしまう場合は、
・ベッドに持ち込まない
・枕元ではなく、机やカバンの中に置く
・寝る前は触れない場所に置く
など、「目に入らない・手に取りにくい状態」を作ることが大切です。
④ 布団に入ったら「考えすぎない工夫」
不安が出てくるのは悪いことではありません。
そんなときは、
・呼吸をゆっくり数える
・今日できたことを3つ思い出す
・明日の最初にやることを1つだけ決める
「不安を消そう」とするより、
考える方向を変えることがポイントです。
早く寝ることは「逃げ」ではなく「戦略」
入試本番は、
朝から
長時間
高い集中力が求められます。
つまり、
普段の生活リズムそのものが入試対策です。
夜を削って頑張るより、
しっかり寝る
朝、頭が冴えた状態で勉強する
この方が、
本番で力を出せる体と頭が作られます。
入試は、
「どれだけ勉強したか」だけでなく、
「どれだけ良いコンディションで当日を迎えられたか」
も大きく結果を左右します。
焦る気持ちが出るのは、
それだけ本気で頑張っている証拠。
だからこそ、
体を整えることも、立派な受験勉強です。
この冬は、
健康的に早寝早起き。
朝型のリズムで、
入試本番で最大限の力を発揮しましょう。
私たちは、最後まで一緒に伴走します。

