奈良教室～高校受験応援メッセージ～

2024年02月06日教室紹介ページへ戻る

こんにちは、中学三年生の受験生に向けて、教室の先生から応援メッセージを預かってます。随時更新していきます！

大西先生より

中３のみんなへ

先日の授業の時の英語長文(2022大阪桐蔭高校‐英語‐第3問)に

「The miller began to realize that he did a foolish thing. “This is the result of following the opinions of others!” he said. “I will do it my own way next time.”」

というフレーズがあったことを覚えていますか？

全体のストーリーとしてはロバを売りに出す際の運び方として、周囲の人の意見に惑わされ、ロバと一緒に歩いたり、ロバの上に乗ったり、ロバを木につるして運んだりと様々な運び方をコロコロと変えてしまったという話です。

その結果最終的に、日本語訳で「粉屋は自分が愚かなことをしたと気づき始めた。『これは他人の意見に従った結果だ。』

『今度からは自分のやり方でやる。』と彼は言った」という上記の英文フレーズで文章を締めくくっています。

この文章を通じて先生が伝えたいことは、「うまくやろうとしないで、自分の戦い方でいいよ！なるようになるもん！」ということです。

特に人は結果を出したい！もっと頑張りたい！と思う時に、「今のままではだめだ」と現状の自分を変えて「もっとがんばらねば！」と周りの人や物、様々なものから学びを得て成長の糧につなげようとします。

その学ぶ姿勢は非常に素晴らしいものですが、時として現状の自分を受け入れることができず、現状のできていな自分を受け入れることができず、現状の自分を否定してしまう時があると思います。そんな時にこれまでの自分の戦い方を見失ってしまい、これまでの自分とは全く異なるフォームで戦ってしまいます。

しかし、そんなこれまでの自分のやったことのないフォームでバッドを振っても絶対に良い結果にはつながりません。

もちろん皆さんは今後様々な経験を通じて様々な人や物から学びを吸収すると思います。しかし、大切なのはこれまでの自分を否定しないこと、これまでの自分の歩んできた道をつぶさないこと。なにができていたとしてもどんな才能があったとしても、逆に、なにができていないとしても、うまくいっていなかったとしてもそんな自分も、それは良いところも悪いところもすべて自分自身であって、完璧ではない、不完全だからこそ魅力があって、そこに光がともされるのかなと思います。

うまくやろうとするから失敗して、うまくやろうとするから悩みが増え、うまくやろうとするから心配し、うまくやろうとするから後悔する。うまくやろうとするから申し訳なさを感じる。そしてうまくやろうとして自分を見失い、最終的に今の自分を否定して、、、

うまくやろうとするくらいなら、下手に戦え！どんと構えて、一言心の中で「かかってこいや。上等じゃ。」と唱え、できていない自分も味方につけて一歩を踏み出してほしいなと思います。

先生もそういえばここ最近、自分の戦い方を、自分を否定していたなと、みんなと一緒にこの英語長文を読んでるときに気づきました。

そういや、昔はよく、「かかってこい！」って言っていたなと、それがいつの間にか謙虚さが大切と言われるようになり、自分の戦い方がどうやったらよいのか見失っていたなと。

みんなも大丈夫！完璧な人はいない！不完全やからこそ魅力が光るんです！

だから覚えておいて！「うまくやろうとしないで、自分の戦い方でいいよ！なるようになるもん！」

かかってこいやという精神で残り一カ月、公立入試まで走り切ってもらえたらと思います！応援しています！

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