イベント報告
「本気覚醒」の4日間──2025「夏期受験強化特訓」を開催しました

「うれしぃ!たのしぃ!KECぃ!」のスローガンのもと、KECゼミナール・KEC志学館ゼミナールでは、子どもたちの本気の学びを応援しています。
KECの卒業生たちが、受験を終えた後によく口にする言葉があります。
「あの特訓が、自分を変えた」
その言葉に象徴される、KECの夏の風物詩「夏期受験強化特訓」。
今年のテーマは「本気覚醒」です。
「できない」が「できる」に変わる瞬間、そして、「できる」が「自信」に変わる瞬間。
この特訓では、そんな成功体験を何度も何度も経験することで、子どもたちが自らの殻を破り「本気」で「覚醒」することを目的としています。
このテーマのもとで8月6日(水)から9日(土)まで、小学6年生と中学3年生の生徒たちが自らの限界に挑み、仲間と支え合い、本気で覚醒した熱い4日間の記録です。
(※少しでも早く入試本番の気持ちを高めるために、最終日以外の3日間は中学受験コースの小学5年生も別会場にて受験強化特訓を実施しました)
【1日目】本番の空気、ライバルの息づかいを感じる「リアル入試」


特訓の幕開けは、奈良育英中学校・高等学校様をお借りしての「リアル入試」。
リアル入試とは「入試の疑似体験」をしてもらう場です。
会場の様子や空気感など限りなく本番に近い環境で挑むことが重要で、こういった体験がないまま本番を迎えてしまうと、子どもたちは初めての入試に頭が真っ白になってしまいます。
普段とは違う会場で「合格発表」も含めて本番の疑似体験をしていただきます。
(※合格発表は最終日に実施)
発表の際はいつも、合格に歓喜する生徒もいれば、悔しくて号泣する生徒もいます。
それくらい本番と同じ空気感で実施されるのがリアル入試です。

本番さながらの試験会場で、生徒たちは普段とは違う緊張感に包まれながら、目の前の問題に全神経を集中させました。
静まり返った広い会場に響くのは、鉛筆を走らせる音だけ。
周りのライバルたちの息づかいを感じながら、自分の持てる力を最大限に発揮しようとする真剣な眼差しが、そこにはありました。
試験後にはすぐさま解説授業が行われ、疑問点をその日のうちに解消。
初日から「受験生」としての意識を大きく高める、密度の濃い一日となりました。


【2~3日目】自分との闘い、そして仲間との絆

2日目以降は、教室に会場を移しての特訓です。
ここからが、自分との本当の闘いの始まりでした。
特訓前からコツコツと取り組んできた1000個単位の暗記課題。
その努力の定着度を測る「限界チャレンジ」では、自分の限界まで集中力を高め、1点でも多く取るために必死に問題と向き合います。
この限界チャレンジの結果はリアル入試と同じく最終日にランキング発表が行われるのですが、個人成績だけでなく教室対抗でもあるため、普段一緒に学ぶ仲間のためにも一致団結して取り組む本気のイベントです。
「自分が覚えた分だけ教室の力になる」
一人では乗り越えられない壁も、同じ目標を持つ仲間となら乗り越えられる。
「受験は団体戦」という言葉の意味を、誰もが身をもって体験した時間でした。

そして、KEC自慢の熱血講師陣による「炎の特訓授業」。
普段と違い、他教室の生徒と一緒に学ぶため、非日常の環境が緊張感を高めます。
自分の限界に挑戦する中で、集中力が切れそうになる瞬間もあったかもしれません。
しかし、周りを見れば、同じように必死でペンを止めないライバルがいる。
講師からの熱い檄が飛ぶ。
こうしたなかで、集中力・持久力・本気度、そして受験に向き合う姿勢が劇的に育ちます。
普段とは違った非日常の特訓は、仲間とともに受験への向き合い方を根底から変え、最後までやり切るチカラを覚醒させてくれるのです。

【4日目】4日間の集大成、そして未来へ

あっという間に迎えた最終日。
4日間の集大成として、中学3年生は「まとめテスト」や「TTT(徹底定着タイム)」で知識を盤石なものにしました。
小学6年生は、KECオリジナルの学習計画手帳「合格Road Map」を使って、特訓後のお盆の過ごし方について計画立てを行いました。
学年ごとに、この4日間の学びを未来へ繋げるための大切な時間です。

そしてついに迎えた、リアル入試の合格発表。
A判定やC判定のような“ふんわり”した結果ではなく、はっきり「合格」か「不合格」が決まるリアル入試では、結果に歓喜する生徒もいれば、悔し涙を流す生徒までいました。

発表のあとは叱咤激励の教室集会を経て、すぐに全生徒と講師による二者面談を実施。
何が出来て何が足りなかったのか、ひとり一人にしっかりとフィードバックを行いました。

いよいよ最後は全教室をZOOMでつないだ閉校式。
ここで限界チャレンジのランキング発表です。

個人のランキング、そして教室対抗のランキングが発表されるたびに、画面の向こうから大きな歓声やどよめきが起こります。
そのすべての表情は、4日間を全力で走り抜いた者にしか見せることのできない、たくましく、そして美しい「受験生」の顔でした。

参加した生徒の声

「自分ならもっとできることがたくさんあると他の人たちの姿勢を見て実感した。」(中3・Hさん)
「5分休みも真剣に勉強をしている姿を見て、自分も頑張ろうと思った」(小6・Yさん)
「背中を押してくれた家族へのお礼は、私が受験で受かることで返そうと思う」(小6・Nさん)
「悔しさをエネルギーに変えて、支えてくれる人たちに感謝しながら頑張りたい」(中3・Nさん)
強化特訓が生む3つの効果
なぜKECは、この厳しい特訓にこだわるのか。
それは、この4日間でしか得られない、生徒たちを大きく成長させる3つの効果があるからです。

学力と集中力の「限界突破」
短期間で膨大な学習量をこなし、これまで体験したことのないほどの集中状態を維持することで、生徒たちは自ら作り上げていた「限界」という名の壁を打ち破ります。
この経験が、今後の学習への圧倒的な自信となります。
「精神的な強さ」の獲得
苦しい状況から逃げずに立ち向かい、最後までやり抜く経験は、学力以上に大きな財産です。
困難を乗り越えたという事実が、受験本番で自分を支える「折れない心」を育てます。
「団体戦」を戦い抜く仲間との絆
同じ目標に向かって共に汗を流し、励まし合う仲間は、受験勉強という孤独な闘いにおける最高の支えです。
ここで生まれた絆は、入試当日まで、そしてその先も続く一生の宝物になります。
次なる舞台は、冬期勉強合宿 —

この4日間で流した汗も涙も、仲間と分かち合った笑顔も、すべてが志望校合格、そしてその先の未来へと繋がる大きな糧となります。
夏期受験強化特訓は、学力と人間力を同時に高め、受験という大きな壁を乗り越えるための「心の土台」を築く場所です。
そして受験直前となる12月末には、教室を飛び出し、滋賀県・大津プリンスホテルで2泊3日の〈冬期勉強合宿〉 を開催予定です。
冬期勉強合宿は、志望校別特訓と自己管理スキルを一気に高める、受験生にとって最大のイベント。
まだ塾通いをご検討中の受験生のお子さまも、ぜひ一緒に体験できることを願っています。

本気で楽しむ!本気を楽しむ!だから勉強が好きになる
KECゼミナール・KEC志学館ゼミナールでは「うれしぃ! たのしぃ! KECぃ! 〜本気になるから自信が育つ〜」 を合言葉に、子どもたちが毎回ワクワクしながら通塾できる教室づくりを大切にしています。

季節行事と学びを掛け合わせたワークショップや、友達と協力して課題に挑む探究プログラムなど、“塾に行くのが楽しみになる” イベントを年間を通して多数開催。
だからこそ、KECが好きになり、自然と学ぶ意欲も高まっていく──
そんな好循環をこれからも育んでいきます。
KECゼミナール・KEC志学館ゼミナールでは随時イベント情報を発信していますので、ご興味のある方はぜひお早めにお申し込みください。
楽しい授業を実際に体感してみてください!

KECゼミナール・KEC志学館ゼミナールでは、無料体験授業を随時開催しています。
学びも遊びも全力投球な教室を是非お気軽にご体感ください。