【教室便り】神宮教室
【大学受験生必見!】偏差値にこだわらない大学選び(文学部編)
「偏差値にこだわらない大学選び」、第7回の今回は、文学部編です。
過去の「偏差値にこだわらない大学選び」は以下をご参照ください。
①経済・経営学科編 https://www.kec.gr.jp/kobetsu/jingu-news/25108/
②情報工学編 https://www.kec.gr.jp/kobetsu/jingu-news/25475/
③歴史学科編 https://www.kec.gr.jp/kobetsu/jingu-news/25576/
④心理学科編 https://www.kec.gr.jp/kobetsu/jingu-news/26010/
⑤建築学科編 https://www.kec.gr.jp/kobetsu/jingu-news/26390/
⑥社会学部編 https://www.kec.gr.jp/kobetsu/jingu-news/26772/
これを書いている私自身が文学部国文学科出身ということで、
とくに力が入ります。
いつもは、関関同立・産近甲龍・京大・阪大・神戸大・大阪公立大以外からおススメ大学を挙げていますが、
自分自身が文学部ということで、
今回は、そういう制限なく、単純に自分が大学・学部の中身を見て、「いいな、行きたいな」と思う大学を挙げていきます。
これまでの6回分は、客観的に書くようにしていたのですが、
今回は、かなり主観が入っています。自分の好みで書いています。そこは差し引いてお読みください。
「偏差値にこだわらない大学選び」ということで書いていますが、
文学部がその最たるものかなと思うんです。
なぜ文学部に行きたいと思うのか? それはそこに学びたいことがあるからですよね。
そこに偏差値なんて関係ないですよ。
すごくニッチなことを学べる大学があったとします。
ニッチすぎて、学びたい人の数は多くない。
自然と偏差値は低くなりますよね、学びたい人がそんなにいないんだから。
でもだからなんなんだって感じです。
それをやりたいんだったら、偏差値なんて関係ないですよ。
関西大学 文学部
https://www.kansai-u.ac.jp/Fc_let/faculty/course/index.html
まずは関大文学部です。
何がよいか、それは、学問領域の広さです。
関大は、文学部としてまとめて学生を募集し、2回生から各専修に分かれるのですが、その専修がすごく多いんです。
2026年からそれまでの16専修から12専修になるのは残念なんですが(ものすごく残念ですが)、それでも12専修。
英米文学英語学専修・英米文化専修・国語国文学専修・哲学専修・ヨーロッパ文化専修・日本史・文化遺産学専修・世界史地理学専修・教育文化専修・初等教育学専修・心理学専修・表象文化専修・アジア文化専修の12専修。
多いです。
例えば、英語系だけでも
「英米文学英語学専修」もあれば、
「英語文化専修」もあるんですね。
関大には、外国語学部もあり、それぞれが違ったことをできるわけで、
細かく分かれていることがわかります。こういうふうに細かく分けてくれているの、個人的には好きです。
龍谷か近大か
https://www.let.ryukoku.ac.jp/
https://www.kindai.ac.jp/lit-art-cul/department/
文学部ということで言うと、龍谷のほうがもちろん、歴史があります。
近大の文芸学部は、できたのが平成になってからのまだ新しめの学部です。(といってももすぐ40年ほどですが、、、)
もし仮に文学部志望で、この2つの大学で迷うなら、
文学部の中で何をやりたいかを考えたほうがよいでしょう。
簡単にイメージを言うと、
「伝統的な文学部」と「ちょっと新しい系統の人文学」
という違いでしょうか。
もちろん、「伝統的な文学部」が龍谷で、「ちょっと新しい系統の人文学」が近大です。
「伝統的な文学部で学びたい」というのは、
例えば、ごりごりの国文学で、『源氏物語』を研究したい!とか、
文化遺産の保存・修復を学びたい!とか、
古代哲学・中世哲学・現代哲学をやりたい!とか、
そういうのですね。
龍谷の文学部は、3・4回生になると、他の学部と離れて、大宮キャンパスで学びます。
この大宮キャンパスは、文学部と心理学部だけのキャンパスで、
建物が重要文化財だらけの魅力ある空間です。
ここにある図書館は、文学部用の図書館みたいなものですし、
「いいなー、こういう空間で落ち着いて学ぶことができるのは、人生が豊かになるなー」
と素直に思います。
「ちょっと新しい系統の人文学で学びたい」というのは、
例えば、演劇の演出を学びたい!とか、
自分で芸術を作り出すことはできないけれど、新しい芸術作品を世の中に繋いでいきたい!とか、
そういうのです。
近大は、「文学部」ではなく、「文芸学部」ですからね、「芸」も入っているところがポイントです。
どちらも調べていくと、面白そうで、甲乙つけがたいですね。もう一度大学に行きたくなります。
東海大学 文学部&文化社会学部
https://www.u-tokai.ac.jp/ud-letters/
https://www.u-tokai.ac.jp/ud-cultural-and-social-studies/
関西圏ではなく、首都圏の大学ですが、魅力的なので紹介します。
東海大学は、文学部もあるのですが、文化社会学部というのもあって、
もともと文学部にあった学科を分けて、文化社会学部という学部を設置したので、文化社会学部も文学部みたいなものです。
ここの何が魅力的か。
「そんなことを専門的に学べるの?」というようなものがいくつもあるんです。
例えば、北欧学科。
日本で唯一です、北欧学科なんて。
フィンランドの文化を学びたいとします。そしたらこの学科、すごくいいですよね。他にないんですから。
また例えば、アジア学科。
最近は、韓国語や韓国文化を学べる大学も多くなりましたが、
ここのアジア学科は、中国・韓国という東アジアだけじゃないんです。
東南アジアやインド思想、そして中東・エジプトまでも含みます。
古代メソポタミア文明や古代エジプト文明とかね。
めっちゃ面白そうじゃないですか!
めちゃくちゃ魅力的です。
ほんとに偏差値じゃないと思います。
そんなもので大学の良さって語れないですよ。
特色のある大学に行き、そこでやりたいことを思う存分やる。
そこで得られるものは、絶対に将来にも繋がります。
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オンラインで行いますので、お気軽にご参加いただけます。
興味のある方はお問い合わせください。
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畝傍高校、郡山高校、高田高校、橿原高校、桜井高校、香芝高校、高取国際高校、五條高校など
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<在籍生徒小学校>
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