学習・受験コラム
監修:KEC個別・KEC志学館個別 教務部
「1学期までは何とかなっていたのに、2学期から急に数学が分からなくなった」
「学校の進度が速くて、分からないところが増える一方」
「高2になって評定が心配。でも何から手をつければいいのか分からない」
冬休みを前に、こうした悩みを抱える高1・高2生も少なくありません。
ただ、2学期に成績が下がったからといって、「やる気がなくなった」「急に勉強ができなくなった」とは限りません。
高校の学習は、前に習った内容を使いながら次の単元へ進んでいきます。そのため、1学期や中学校で残っていた小さな理解不足が、2学期の数学・英語などで表面に出てくることがあります。
大切なのは、中学内容からすべてやり直すことではなく、「今どこで止まっているのか」を確認し、必要なところまで戻ることです。
この記事では、高1・高2が2学期につまずきやすい理由と、冬休みから学年末までに学習を立て直す具体的な手順を解説します。あわせて、評定が気になる高2生の考え方や、部活動と両立しながら学習を続ける方法も紹介します。
| 【この記事のポイント】まず押さえたい4つのポイント |
|---|
| ① 2学期の成績低下は、今の単元だけが原因とは限らない。 高校の学習は積み上げ型です。2学期に急に点数が下がったように見えても、原因が1学期や中学校の内容にあることがあります。 ② 中学から全部やり直さず、「つまずきの原因」まで必要な分だけ戻る。 今できない問題から原因をたどり、理解が曖昧になっている単元だけを確認します。 ③ 戻ったら、必ず「今の学校進度」へつなぎ直す。 過去の復習を終えることが目的ではありません。戻った内容を使って、今学校で習っている単元を理解できる状態にすることが大切です。 ④ 完璧な学習計画より、「修正できる計画」をつくる。 部活や学校行事で予定どおりに進まないこともあります。計画→実行→振り返り→修正を繰り返し、続けられる形に整えます。 冬休みは「全部を取り戻す期間」ではありません。 2学期に見つかった学習の穴を必要な分だけ埋め、3学期・学年末へつなぎ直す期間です。 |
「どこまで戻ればいいのか分からない」という方へ
現在のテスト結果や学校進度から、今の学習状況を一緒に整理できます。
目次
- なぜ高1・高2は「2学期から急に」授業についていけなくなるのか
- 【高1】2学期につまずきが表れやすいポイント
- 【高2】高1で開いた「小さな穴」が広がりやすい
- 赤点・30点台でも「中学から全部やり直す」必要はない
- 冬休み〜学年末までの逆算スケジュール
- 高2で評定が心配なら、科目ごとに優先順位をつける
- 部活と両立できる「続く学習計画」のつくり方
- 成績が下がったとき、保護者はどう関わればいい?
- 【実例】部活で勉強時間を確保できなかった高1生が変わったきっかけ
- KEC個別・KEC志学館個別では、学習の立て直しをどう支える?
- まとめ|2学期のつまずきは、今から立て直せる
- よくある質問(FAQ)
なぜ高1・高2は「2学期から急に」授業についていけなくなるのか
高校の学習は、前に習った内容を使いながら次の単元へ進んでいきます。そのため、2学期にテストの点数が下がったとしても、2学期に入って急に分からなくなったとは限りません。
たとえば数学では、1学期に学んだ計算や式変形が曖昧なままだと、二次関数や三角関数などでその影響が表れやすくなります。英語でも、単語を覚えていても、中学までに学んだ文法や文の基本構造が曖昧なままだと、英文が長くなったときに意味を取りにくくなります。
つまり、以前の小さなつまずき→そのまま次の単元へ進む→使う知識が増える→2学期のテストや授業で表面化する、ということが起こります。
ここで大切なのは、「2学期の範囲をもっと繰り返せばよい」と決めつけないことです。今の単元で手が止まっている原因がどこにあるのかを確認し、必要なところまで戻ることで、今の授業につなぎ直しやすくなります。
このあと、高1・高2それぞれでつまずきが表れやすいポイントを見ていきます。
【高1】2学期につまずきが表れやすいポイント
数学Ⅰ「二次関数」
高1数学で、つまずきが表れやすい単元の一つが「二次関数」です。ただし「二次関数が苦手=二次関数だけ勉強すればよい」とは限りません。実際には、次のような連鎖になっていることがあります。
二次関数の最大・最小が分からない
↓
平方完成がうまくできない
↓
展開・因数分解の計算に不安がある
つまり、目の前では二次関数でつまずいているように見えても、原因はその前の単元にあります。加えて二次関数では、計算に加えて「条件を読み取る」「場合分けをする」力が必要になります。中学まで計算中心の問題で点を取れていた生徒でも、「条件を読み取って考える」問題が増えることで、難しさを感じることがあります。
英語:「知っている」から「使える」へ
高校英語では、中学で学んだ文法を土台に、より細かな使い分けが求められます。さらに文章が長くなり、「単語の意味は分かるのに、文全体の意味が取れない」という状態が増えます。
この場合、単語をもっと覚えれば解決するとは限りません。文の中心となる主語・動詞はどれか、どの語句がどこを修飾しているか。英文の構造を十分につかめていないことがあります。
物理基礎:公式を覚えるだけでは解けなくなる
物理基礎も、学習が進むにつれて「公式を覚えるだけでは解けない」と感じやすくなる科目の一つです。問題の状況を読み取り、必要な情報を整理し、自分で式を立てる問題が増えていくためです。
「公式は覚えているのに解けない」という場合、必要なのは暗記量ではなく、どの場面でどの知識を使うのかの整理です。
どの科目でも共通しているのは、「今の単元だけを繰り返せば解決するとは限らない」という点です。分からなくなった原因を一つ前の内容までたどることが、立て直しの第一歩になります。
【高2】高1で開いた「小さな穴」が広がりやすい
高2になると、学習内容そのものが難しくなるだけでなく、高1で学んだ内容を前提として進む単元がさらに増えていきます。
そのため、高1のときには「少し苦手」程度だった部分が、高2になって大きなつまずきとして表れることがあります。
代表的なのが、数学Ⅱの三角関数・指数関数・対数関数、そして英語の長文読解・英文解釈です。
三角関数:高1の三角比まで戻って確認する
高2・三角関数の方程式が解けない
↓
sin・cosの意味が曖昧
↓
高1「図形と計量」の三角比まで戻る
指数・対数も同じです。対数が分からない背景に指数法則の理解不足があり、そのさらに前に、文字式の変形や計算への苦手意識が残っていることがあります。
このように、高2の単元でつまずいていても、原因が高1や中学内容にあることがあります。
英語:単語力だけでなく文構造を確認する
高2になると、英文がさらに長くなり、1文の中に複数の文法事項や修飾関係が含まれるようになります。
単語の意味を一つずつ知っていても文章全体の意味が取れない場合は、主語・動詞を見つける、どの語句がどこを修飾しているかを整理するといった読み方を確認する必要があります。
単語帳を増やす前に、「どこで文の構造を見失っているのか」を確認することが大切です。
高2では、今の単元だけをやり直すより、「高1のどの内容が今につながっているのか」を確認することが、立て直しの近道になる場合があります。
赤点・30点台でも「中学から全部やり直す」必要はありません
テスト結果を見て、「中学の数学から全部やり直した方がいいのでは」と考えることもあるかもしれません。
ただし、最初から中学範囲をすべてやり直す必要があるとは限りません。
復習する範囲を広げすぎると、その間にも学校の授業は進んでしまいます。大切なのは、今できていない問題から原因をたどり、必要なところまで戻ることです。

STEP1 できなかった問題を分類する
「数学ができなかった」で終わらせず、答案を見ながら分解します。
- 計算ミスだった
- 公式を覚えていなかった
- 公式は知っているが使えなかった
- 問題文の条件を読み取れなかった
- 前の単元の知識がなくて止まった
この分類によって、次にやることが変わります。
たとえば計算ミスでも、単なる見直し不足なのか、計算方法そのものが曖昧なのかで対策は異なります。
一方、前の単元の知識が原因で止まっているなら、その部分まで戻って確認する必要があります。
STEP2 一つ前の知識を確認する
止まった原因になっている、直前の単元や関連する知識を確認します。
たとえば、二次関数で平方完成ができない場合は、展開・因数分解まで戻って確認します。そこで解けるのであれば、それ以上前まで戻る必要はありません。
STEP3 必要なら、もう一段階だけ戻る
一つ前の内容でも手が止まる場合は、さらにその前へ戻ります。
ただし、「できないから中1から全部」ではなく、原因につながっている部分だけをたどるのがポイントです。
STEP4 穴が埋まったら、すぐ今の単元に戻る
戻った内容が理解できたら、そこで復習を終わらせず、今学校で習っている単元へ戻ります。
つまずきを見つける→必要なところまで戻る→理解する→今の授業へつなぎ直す
このサイクルを短く回していくことが大切です。
復習に時間をかけすぎて今の授業との差が広がらないよう、戻る範囲は必要最小限に絞りましょう。
冬休み〜学年末までの逆算スケジュール
冬休みは、高1・高2にとって、学年内に学習を立て直すためのまとまった時間を取りやすい時期です。
すべてをやり直すのではなく、時期ごとに役割を分けて考えてみましょう。

| 時期 | この期間の役割 | 具体的にやること |
| 12月(2学期末〜終業式) | 現在地を把握する | 返却された答案をSTEP1の基準で分類し、「戻るべき単元」を科目ごとに1〜2個程度に絞る。 |
| 冬休み | 必要な部分を復習する | 絞り込んだ単元を中心に復習する。学校課題も含めて優先順位をつけ、復習の時間を確保する。教材はむやみに増やさない。 |
| 1月(3学期開始) | 今の学校進度へつなぐ | 復習した知識を使って学校の授業に戻り、「以前より理解できるか」を確認する |
| 1〜2月(学年末テスト前) | 学年末テストに備える | テスト範囲が見え始めたら、優先する科目・単元を決め、学校ワークや提出物も含めて準備する |
| 学年末テスト後 | 次学年に備える | テストで残ったつまずきを整理し、次学年に持ち越さないよう必要な範囲を復習する |
冬休みに避けたいのは、「全科目を均等に、全範囲やり直そうとして、結局どれも十分に進まない」状態です。
冬休みの期間は限られています。まずは今の授業につながる単元から優先順位をつけ、取り組む範囲を絞ることが大切です。
高2で評定が心配なら、科目ごとに優先順位をつける
高2になると、「推薦も考えているけれど、今の評定で大丈夫だろうか」と不安になることもあります。
まず確認したいのは、現在の評定と、希望する大学・学部、検討している入試方式です。指定校推薦や学校推薦型選抜、総合型選抜などでは、必要となる条件が大学・学部や高校によって異なります。
そのため、現在の評定→希望する大学・学部と入試方式→必要な条件・科目→これから優先する学習、の順番で整理していきます。
科目ごとに「何を優先するか」を整理する
限られた時間の中ですべての科目に同じ時間を使うのではなく、目的に応じて優先順位を考えます。
① 現在の評価を維持したい科目
比較的安定している科目は、定期テストだけでなく、提出物や小テストなどにも継続して取り組みます。
② もう一段階の改善を目指したい科目
あと少しで評価が変わる可能性がある科目は、答案を確認し、どこを改善すれば得点につながるのかを整理します。
③ 基礎から立て直す必要がある科目
大きなつまずきがある科目は、短期間ですべてを解決しようとせず、今の授業についていくために必要な部分から優先して取り組みます。
大切なのは、「一番苦手な科目だから、一番長く勉強する」と単純に決めないことです。
進級や定期テスト、希望する進路などを踏まえながら、今どの科目にどれくらい時間を使うのかを整理しましょう。
※推薦を検討する場合は、最新の校内選考基準や大学・学部の出願条件を必ずご確認ください。条件は年度によって変更される場合があります。
部活と両立できる「続く学習計画」のつくり方
「部活が忙しくて、なかなか勉強時間を確保できない」という高校生も少なくありません。
また、学習計画を自分で立てても、学校行事や小テスト、部活動などで予定どおりに進まないことがあります。
だからこそ必要なのは、完璧な計画ではなく、生活に合わせて実行し、必要に応じて修正できる計画です。

1日の勉強量は「曜日で変える」
毎日同じ勉強量を設定すると、部活や学校行事のある日に計画が崩れやすくなります。たとえば、
- 部活がある日:短時間でも「これだけはやる」という最低ラインを決める
- 部活がない日・休日:まとまった時間を使って、優先度の高い課題に取り組む
というように、曜日によって学習量を変えて構いません。
大切なのは、無理な量を設定することではなく、忙しい日でも学習を完全に途切れさせない形をつくることです。
スマホは「禁止」ではなく「環境」で対処する
勉強中にスマホが気になってしまう場合は、意志だけに頼るより、集中しやすい環境をつくる方法もあります。たとえば、
- 勉強中は手の届かない場所に置く
- 集中する時間と休憩する時間を分ける
- 勉強を始める前に通知をオフにする
など、自分が集中しやすい方法を試してみましょう。
計画どおりにできなかったら「上乗せ」する前に見直す
予定していた勉強ができなかったとき、できなかった分をそのまま翌日の予定に追加すると、翌日の負担が大きくなり、さらに計画が崩れてしまうことがあります。
そのため、まずは、「なぜできなかった?」・「部活が長引いた?」・「そもそも予定を入れすぎていた?」と振り返ります。
そのうえで、必要な課題の優先順位をつけ直したり、翌週の計画を少し調整したりします。
重要なのは、計画を一度も崩さないことではなく、崩れたときに自分で修正できるようになることです。
成績が下がったとき、保護者はどう関わればいい?
成績が下がった時期は、保護者の方も心配になり、勉強について声をかける機会が増えます。
一方で、高校生になると、自分でも「やらないといけない」と分かっていることが多く、声のかけ方によっては親子で話しづらくなることもあります。
大切なのは、点数だけを見るのではなく、「なぜその結果になったのか」を一緒に整理することです。
避けたい声かけ
「勉強しなさい」だけを繰り返す
何をすればよいのか分からない状態では、「勉強しなさい」と言われても、具体的な行動につながりにくいことがあります。特に、分からないところが増えている場合は、まず「何から手をつければよいのか」を整理することが必要です。
兄弟や友人と比べる
周囲との比較よりも、本人が前回から何を改善できたか、これから何を変えるかに目を向ける方が、次の行動を考えやすくなります。
点数だけで判断する
同じ50点でも、「計算ミスが多かった」のか、「前の単元が分からず解けなかった」のかによって、次にやることは変わります。
こんな関わり方を意識する
答案を一緒に見て、「どこで止まった?」と聞く
責めるためではなく、つまずきの原因を整理するために聞きます。前述したSTEP1の「できなかった問題を分類する」を、親子で一緒に確認するイメージです。
時間だけでなく、行動の変化を見る
「何時間勉強したか」だけでなく、「今日は自分から始められた」「間違えた問題を解き直せた」など、学習の進め方にも目を向けます。
進路の話と、成績についての話を分ける
テスト結果について話している最中に、そのまま進路の話まで広げると、本人にとって負担が大きくなることがあります。
進路について考える時間は別に設け、「これからどうしたいか」を一緒に整理する時間にすると話しやすくなります。
「どこまで戻るか」は、第三者に相談してもいい
どの単元まで戻ればよいかを、ご家庭だけで判断するのが難しいこともあります。
その場合は、学校の先生や塾など、普段の学習状況を見ている第三者に相談するのも一つの方法です。
保護者の方がすべてを教える必要はありません。
家庭では生活面を支え、学習内容や計画については学校や塾の力も借りるという役割分担でも十分です。
【実例】部活で勉強時間を確保できなかった高1生が変わったきっかけ
実際にKEC個別で指導した高1生の例をご紹介します。
当初の状況
部活動や学校生活が忙しく、学校の課題をこなすだけで精一杯。定期テストでは平均点を超える科目もある一方、欠点を取る科目もあり、自主学習の時間をほとんど確保できていない状態でした。
取り組んだこと
いきなり勉強時間を増やすことはせず、まず1週間の予定をすべて書き出すことから始めました。
すると、移動時間や予定の合間など、短い時間も含めれば、学習に使える時間があることが見えてきました。
当初は「月曜は数学を○分、火曜は英語を○分」というように日ごとの予定を立てていました。
しかし、学校の小テストや部活動などで予定が変わると、計画全体が崩れてしまいます。
そこで、
「今週中にやること」を書き出す
↓
終わったものから消していく
という週単位のタスクリストに変更しました。
日ごとの予定を細かく決めすぎないことで、予定が変わっても調整しやすくなりました。
行動が変わった
計画を見直してから、この生徒には自習に来る習慣が少しずつできていきました。
以前は「塾に着くのが遅くなるから今日は行かない」と考えていた日でも、閉校まで30分以上あれば自習に行くという行動に変わりました。
その後の定期テストでは、欠点を取る科目がなくなりました。
さらに、空き時間に自分から自習するようになり、志望校について調べるなど、進路についても具体的に考えるようになりました。
ポイント
単純に「勉強時間をもっと増やした」ことが変化のきっかけだったわけではありません。
自分の生活を見える化し、実行できる計画を立て、できた経験を積み重ねたこと。
それによって、少しずつ自分から学習に取り組む行動につながっていきました。
KEC個別・KEC志学館個別では、学習の立て直しをどう支える?
ここまで見てきたように、高校生の学習を立て直すには、「どこでつまずいたのかを見つけること」と、「学習を続けられる仕組みをつくること」の両方が大切です。
KEC個別・KEC志学館個別では、教科ごとに担当講師を固定する「教科担任制」を取り入れ、生徒一人ひとりの学習進度や理解度を継続的に確認しています。
同じ講師が継続して見ることで、
- 今の単元のどこで止まっているのか
- どこまで戻って確認する必要があるのか
- 学校の進度にどうつなぎ直すか
を整理しながら学習を進めます。
また、オリジナル学習計画帳「Road Map」を使い、
Goal(目標)→Plan(計画)→Do(実行)→Check(振り返り)→Action(改善)
というサイクルで、学習計画を振り返ります。
目的は、講師がずっと管理し続けることではありません。
最終的には、生徒自身が「今、何をするべきか」「できなかった原因は何か」「次はどう変えるか」を考えられる状態を目指します。
高校生の授業は1:2の個別指導を基本とし、講師から説明を受ける時間だけでなく、自分で問題を解く時間も確保します。
「教えてもらって分かった」で終わらず、自分の力で解ける状態につなげることを大切にしています。

まとめ|2学期のつまずきは、今から立て直せる
2学期に成績が下がったからといって、急に勉強ができなくなったとは限りません。
これまで見えていなかった小さなつまずきが、今の単元で表面に出ていることがあります。
まずは、今、何ができていないのか→その原因はどこにあるのか→どこまで戻ればよいのか、を整理してみましょう。
必要なところまで戻ったら、そこで復習を終わらせず、今学校で習っている内容へつなぎ直すことが大切です。
また、部活や学校行事で計画どおりに進まないときも、すべてを取り戻そうとするのではなく、優先順位を見直しながら計画を修正していきます。
冬休みは、全範囲をやり直す期間ではありません。
2学期に見つかったつまずきを整理し、3学期・学年末へつなげるための時間として活用してみてください。
今の学習状況を、一度整理してみませんか?
「今の単元をもう一度やればいいのか、前の学年まで戻る必要があるのか分からない」
「冬休みに何を優先すればいいか決められない」
「部活との両立がうまくいかない」
という段階でも構いません。KEC個別・KEC志学館個別では、テスト結果や学校進度、今後の目標を確認しながら、今どこから立て直せばよいのかを一緒に整理します。
よくある質問(FAQ)
Q.高校の授業についていけなくなったら、中学の内容から全部復習した方がいいですか?
A.中学内容からすべてやり直す必要があるとは限りません。まずは、現在の単元で「何ができていないのか」を確認し、その原因になっているところまで必要な範囲だけ戻ります。理解できたら、今学校で習っている内容へつなぎ直すことが大切です。
Q.高1の2学期に数学が難しく感じやすいのはなぜですか?
A.二次関数などでは、展開・因数分解といった計算に加えて、グラフの理解や条件の読み取り、場合分けなど、複数の力が必要になります。また、前に習った内容の理解が曖昧なままだと、今の単元でつまずきとして表れることがあります。
Q.高2で三角関数が分からない場合、何を復習すればよいですか?
A.まずは、高1の「図形と計量」で学んだ三角比の理解が曖昧になっていないかを確認してみましょう。ただし、つまずきの原因は一人ひとり異なります。三角関数が苦手だからといって、高1数学をすべてやり直す必要があるとは限りません。
Q.高2の2学期から評定を上げることはできますか?
A.今後の評価機会や学校の評価方法、現在の状況によって異なるため、一概には言えません。まずは現在の評定と、希望する大学・学部、検討している入試方式を確認し、どの科目を維持するのか、どの科目の改善を目指すのかを整理することが大切です。
推薦を検討する場合は、最新の校内選考基準や大学・学部の出願条件も必ず確認してください。
Q.冬休みはどのくらい勉強すればいいですか?
A.学習時間の長さだけでなく、「何を優先して取り組むか」を決めることが大切です。
まずは返却された答案などから、今の授業につながるつまずきを整理し、必要な単元を絞って取り組みましょう。新しい教材を次々に増やすより、学校教材や使い慣れた教材を活用する方法もあります。
Q.部活が忙しくて学習計画が続きません。どうすればいいですか?
A.毎日同じ勉強量にする必要はありません。部活がある日は最低限取り組む内容を決め、時間を確保しやすい日は優先度の高い課題に取り組むなど、生活に合わせて調整してみましょう。
予定どおりに進まなかったときも、できなかった分をそのまま翌日に追加するのではなく、「なぜできなかったのか」を振り返って計画を修正することが大切です。
Q.欠点を取った科目と、評定を改善したい科目、どちらを優先すればいいですか?
A.まずは、学校の進級条件や評価方法、今後の進路などを確認したうえで優先順位を考えます。
大きなつまずきがある科目は、今の授業についていくために必要な部分から立て直しつつ、評定については「維持したい科目」「改善を目指したい科目」を分けて考えると整理しやすくなります。
一番苦手な科目に、必ず一番多くの時間を使えばよいとは限りません。
Q.塾に通わずに自分で立て直すことはできますか?
A.自分で立て直せる場合もあります。
この記事で紹介したように、
できなかった問題を整理する
↓
必要なところまで戻る
↓
今の単元へつなぎ直す
↓
計画を振り返って修正する
という流れは、ご家庭でも実践できます。
一方で、「どこまで戻ればいいのか分からない」「計画を立てても続かない」といった場合は、学校の先生や塾など第三者に相談する方法もあります。
COLUMN学習・受験コラム
中学・高校・大学受験のプロが、
日々の学習法から志望校対策、
家庭での過ごし方まで
役立つヒントをお届けするコラムです。












