【教室便り】奈良教室:小学生
小学生 中学生
『室長山本の、真面目な話』
保護者様へ
小学生のお子様をお持ちの保護者様は、昨今の公教育現場の抱える問題点や、奈良県公立高校の競争率の高さなどを踏まえ、中学受験をさせるべきか否かで悩んでおられることが多いと思います。ですが、中学受験には、高校受験とは違う独特の難しさがあります。それは、『全ての小学生が必ずしも中学受験をしなければならないわけではない』という点です。遊びたい盛りの子どもに強いて受験の道を歩ませようというわけですから、どうしてもその形態は親主導になりがちです。その結果、親はやっきになって勉強させるが、子どもはその目的が見いだせないまま、ただ机に向かわねばならないという、受動的な学習姿勢ができあがります。そのうえ、学年のレベルを超えた難問を深夜に及ぶまでしなければならないため、図らずもわが子を『勉強嫌いな』受験生に仕立ててしまいます。これでは、本末転倒ですよね。何より、こういった受動的学習を続ける受験生は、受験が終われば、勉強を本当にしなくなります。
KECでは、企業理念『人間大事の教育』のもと、子ども達が自ら進んで勉強する力〜自活力〜の育成に取り組んできました。まず、将来に向けての目標(Goal)は、子ども達自身が考え、探し、見つけます。志望校の合格が目標であっても構いませんが、受験を通じて計画力がつくこと、とか、集中力がつくこと、が目標であっても構わないのです。何も、受験が人生の目的ではないのですから。講師の役割は平たく言ってしまえば、2つあるでしょう。それは、『教える』ことと『気づかせる』こと。KECでは、長時間に及ぶ授業で『教える』一辺倒の手法をとるのは、非効率であるばかりか、自活力育成の妨げになるとさえ考えています。受動的な子どもにしないためには、覚え方やまとめ方、余暇の使い方、復習の仕方など、自宅学習の方法を『気づかせる』ことが大切です。そして、少しずつ、何のために勉強するのかという哲学的な問いに対して、自身の答えをつかみ取っていくのです。
さらにKECでは、授業開始と終了の挨拶をきっかけとして、人間的育成にも力を注いでいます。授業の始まりの際の『よろしくお願いします。』というかけ声は、『勉強は自分のためのものなのだから、どうか知識を授けてください!』という、言わば自発性の宣言のようなもの。主体的学習の精神です。もちろん、講師陣も『教えてやるぞ』などというおごった気持ちはご法度です。生徒と同様に『お願いします!』と言って頭を下げます。人間大事の教育では、常に生徒達と人として対等でありたい。
また、授業終了の際の『ありがとうございました。』は、『仲間とともにいい学びができて、ありがとう!』という、感謝の意を表すもの。この感謝の姿勢こそ、人生百般において、例外なく不可欠な要素です。
人間だれしも、宿題が少し多めだったり、特別課題があったりすると、『えー、そんなにできない!』とか『忙しいから減らして!』と言いたくなるものです。しかし、それらの課題は全て、本人達のためを思って出された課題なのです。だから、本来ならば、感謝しなければならない。『わたしのために宿題を出してくれて、ありがとう!』って。この感謝の精神を素直に、幼い頃から持つことができた生徒は、本当に幸せだと思います。そして、もしもクラス全員がそういう超前向き思考の子ばかりだったら...。それはもう、最良の学習環境ですよね!!今、私達はそういう『空気の教育』に全社的に取り組んでいます。今はまだまだ、理想とは呼べない状態かもしれません。しかし、いつかきっと、ご家庭でも子どもの言動が変わってくるはずです。その時こそ、KECの目指す人間大事の精神が、その子の心に沁み込んできたときだと、そう思っています。どうか、ご期待ください!そして、一緒に子ども達の輝かしい未来を築いていきましょう。





・・・ってなんじゃそりゃ!!笑
------------------------------------------------
「10年・20年先にも続く自信を育てる」
奈良の学習塾・進学塾 KECゼミナール 奈良教室
〒630-8122
奈良県奈良市三条本町5-6 米澤ビル
TEL : 0742-27-3780
------------------------------------------------