【大学受験生必見】「偏差値にこだわらない大学選び」とは？

2025年06月16日教室紹介ページへ戻る

皆さん、こんにちは。
KEC志学館個別神宮教室です。

今回は、
「京大・阪大・神戸大・大阪公立大・関関同立・産近甲龍以外の関西圏大学紹介」をしたいと思います。

志望大学を考えるとき、どうしても受験偏差値を中心に考えてしまうことが多くないでしょうか。
「この大学は偏差値○○だから受けてもいいか」とか、
「ここは偏差値○○だから行きたくない」など、、、YouTubeなどでもそういうことを煽る動画も多いですね。

もちろん大学選びをするとき、そういう面も考えないわけにはいかないとは思います。
ただそれしか見ないのも寂しいことですよね。

受験偏差値がそこまで高くなくても、伝統があり、産業界からの評判も悪くない大学や、ある研究分野では一流だという大学もあるわけです。
そういうことも考慮して大学選びをしてもよいのではないかと思い、今回の記事を書いてみました。

まずは人気の経済・経営系学部についてです。
ただ京大・阪大・神戸大・大阪公立大・関関同立・産近甲龍を紹介しても、「いやそれは知ってるよ」となると思うんです。「そりゃー良い大学でしょうね」と。

それ以外で良い大学ないですか？というのが皆さん知りたいところかと思いますので、京大・阪大・神戸大・大阪公立大・関関同立・産近甲龍以外の関西圏の大学を紹介します。

国立大学編

まずは国立大学からです。

①滋賀大学経済学部

ここは、旧官立高等商業学校（旧彦根高等商業学校）であり、伝統ある経済学部です。

旧官立高等商業学校とは

第二次世界大戦以前に存在した、文部省が管轄する国立の高等商業学校のことです。これらの学校は、商業や商学に関する高等教育を提供し、後に大学や経済専門学校へと発展しました。※参照：AI Overview

滋賀大は、少し前までは経済学部と教育学部しかない、規模の大きくない大学でしたが、経済学部は名門です。
英語・国語・社会の3科目で受けることも可能です。
（その場合は、共通テストで取らないといけない得点率はもちろん高くなります）

入試科目
共通テスト
A方式（500点）
英語（200点）
国語（200点）
数・地歴・公民・情報から選択（100点）

B方式（1,000点）
英語（200点）
国語（200点）
数学（200点）
地歴・公民・理科から選択（300点）
情報（100点）

二次試験（400点）
英語（200点）
国語（現代文）（200点）
数学ⅠAⅡBC（200点）
英国もしくは英数の選択

②和歌山大学経済学部

ここも旧官立高等商業学校（旧和歌山高等商業学校）であり、伝統の経済学部です。
滋賀大と同じく、以前は経済学部と教育学部しかなかったのですが、近年、システム工学部・観光学部・社会インフォマティクス学環ができた大学です。「いかにも大学生の生活」というのを楽しみたい場合は、田舎の規模の小さいここはおススメできないかもしれません。しかし「4年間しっかり経済学を勉強したい」という人にはおススメです。

入試科目
共通テスト（950点）
英語（200点）
国語（200点）
数学（200点）
地歴・公民（200点）
理科（100点）
情報（50点）

二次試験（900点）
英語（500点）
数学ⅠAⅡBC（400点）

公立大学編

続いて公立大学です。

③兵庫県立大学国際経商学部

ここは官立ではなく、県立の旧高等商業学校でした（旧県立神戸高等商業学校。ちなみに官立の神戸高等商業学校は後の神戸大学です）。
官立ではなく、県立の旧高商ですが、ここも伝統の経済学部です。
神戸商科大学という名前で長らくやっていましたが、姫路工業大学と兵庫県立看護大学と合併し、兵庫県立大学となりました。
（そういう経緯なので、工学部のキャンパスは姫路にあります。奈良から通うのは遠いですね）

入試科目
共通テスト（850点）
英語（200点）
国語（200点）
数学（200点）
地歴・公民（100点）
理科（100点）
情報（50点）

二次試験（600点）
経済学・経営学コース
英語（300点）
数学ⅠAⅡBC（300点）
グローバルビジネスコース
英語（400点）
数学ⅠAⅡBC（200点）

私立大学編

続いて私立大学です。

④大阪経済大学

いわゆる「大経大」です。
近大や龍谷の併願校として考える人も多いのではないでしょうか。
実はここも旧高等商業学校です。私立の。
ですので、長い伝統を持つ経済学部なんですね、この大学も。「就職に強い」というイメージも、そういう長い伝統に支えられたものだと思います。

この大学の大きな特徴は、まだまだ一般入試比率が高いことです。
私立大学の入試方式は、どんどん一般入試の比率が小さくなっています。総合型選抜や指定校推薦で早めに入学者を確保しようとする大学が増えています。入学者に占める一般入試組の割合が、10%未満の大学も珍しくありません。そんな中で大経大は、40%以上は一般入試組です。
一般入試の学力試験を重視している大学ということですね。

入試科目
一般A方式（200点）
英語・国語・日本史or世界史・数学から2科目選択
一般B方式（300点）
英語・国語が必須で、日本史or世界史or数学から1科目

⑤大阪経済法科大学

いわゆる「経法大」です。
ここの特徴は、資格＆公務員試験です。受験偏差値的には、そんなに高い大学ではないのですが、資格試験や公務員試験対策にこだわっている大学です。
ここの法学部の公務員就職率は、大阪府内の私立大学法学部で１位らしいです。

過去私が担当していた生徒の中にもこの大学に進学した生徒が何名かいましたが、ある生徒は国家公務員になっていました。
高校時代は結構やんちゃなところのある生徒でしたが、それだけに国家公務員になったと聞いたときは驚きでした。

学生を伸ばそうとしている大学の印象が強いので、
近大志望や龍谷志望の人の併願先として、考えてみてもよい大学だと思います。

入試科目
一般前期（300点）
英語・国語は必須で、日本史or世界史or政治経済or数ⅠAから選択）

まとめ

色々書きましたが、大学選び、偏差値だけを見るのはもったいないと思うんですね。
色んな大学があり、それぞれ良いところがあるのに、それを見ないなんて。
経済・経営系学部を志望していて、今回紹介した大学に興味が出た場合、
自分でも詳しく調べてみてください。今回紹介した大学以外にも、良い大学はたくさんありますしね！

またいずれ他の学部についても書きます。お待ちください。