【教室便り】西大寺教室:小学生
小学生 中学生
「国立大学附属中」という選択
夏期講習を前に、毎年たくさんの小学生の保護者様から
「受験を考え始めたけど、国立・私立の違いは?」
「そもそも今から受験って間に合いますか」
「こどもの本気度や出来具合に応じて考えたい」
といったお声をいただきます。
もちろんご家庭の考え方やお子様の状況によってこちらの返答は変わります。
しかし、大学入試や奈良県公立高校入試が変わる今、
今回は改めて「国立大学附属中」という進路選択についてご紹介したいと思います。
魅力
国立のメリットとして、学費の安さがよく上げられますが、
それにもかかわらず「高水準の教育が受けられる」という点こそが魅力なのだと考えています。
そもそも教育研究機関としての役割もあるため、
先進的な教育実践の場としての恩恵が受けられます。
先生方もその成果を研究会や一般に公開されたりしていますので
専門性が高く教育に熱い、ともいえるでしょう。
入試では何がみられる?
一例ともいえるのが、
奈良女子大学附属中では入学適正検査(=入試)の科目名が「表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」です。
長文になりそうなのですごくざっくばらんに言うと、
「式や考え方についての説明能力、
実験や事柄の背景やつながりについて本質の理解ができているか、
そして自己をもちつつ他者との協働ができるか」をみられる検査になっています。
大阪教育大学附属天王寺中や平野中も、やはり一問一答よりは
各大問の小問数が多く、全体理解やその派生の理解、
そして説明を求める記述問題が多くなっています。
高校入試や大学入試は
2019年度から奈良県公立高校入試は50分に試験時間が拡充されました。
奈良県教育委員会はその目的を
「思考力、判断力、表現力等をより適切に測ることができるよう」と発表。
2020年度からセンター試験に代わって始まる「大学入学共通テスト」でも
国語数学では記述問題が導入されます。
先進性
他にも国立大学附属中の「探求」を重視する教育活動は、
2022年度の高校新学習指導要領に反映されていると考えられます。
つまり国立大学附属中などで実践されてきたことは、
高校や大学にも広がっているわけです。
中学受験を通して
思考力、判断力、表現力や協働が、
子どもたちの将来にわたって重要な要素である
ということは多くの保護者様にご理解いただけると思います。
中学受験を通して、それらを学んでいるのだ、と考えると
「国立大学附属中」という進路選択が意義深いもの
と思われる方も多いのではないでしょうか。
次回は魅力的な生徒がたくさんいる!という点についてお伝えします。
たくさんの生徒を送り出している&未だに通ってくれていたりするので、
講師の欲目も入ってしまうかもしれませんが、お楽しみに!
〒631-0821
奈良県奈良市西大寺東町2丁目1-63サンワシティ西大寺4F
KECゼミナール西大寺教室
☎0742-35-8300
★近鉄大和西大寺駅 徒歩2分
受付時間 平日 13:30~21:00
日・祝日 10:00~18:00