【教室便り】王寺教室:小学生
小学生 中学生
教室長のつぶやき・
あたりは金木犀や銀木犀の香りが漂うようになりました。

個人的には、毎年この香りを楽しみにしているのですが、この香りを楽しんだ後は寒さの厳しい冬に突入します。
言い換えれば、つまり受験シーズンの幕開けです。インフルエンザの予防接種は今のうちに・・・
前回の「室長のつぶやき」が面白かったとの声をいただいたので、再度お伝えしたいと思います。
人生は1度しかない限りある時間です。
「何をそんな当たり前のことを」とお叱りを受けるかもしれません。
当然、皆さんが分かっていることでもあり、その逆になかなか普段よく考えてないことでもあります。
そんな大切な時間を塾で子供たちが過ごすわけですから、私たちの使命はかなり重要なものです。

以前にあるプロ野球選手が引退するときに言っていましたが、
「記録ではなく、記憶に残る選手になりたい」
最初、この言葉を聞いた時には私自身「何を負け惜しみを」と思いましたが、今ではわかるような気がします。
前回の内容の通り、私もこれまで何千人と指導してきた経験があります。正直、全・元生徒に私のことを覚えているか聞いても、
忘れ去られているケースもあるでしょう。逆にいえば、人生のたった数年・数か月指導しただけで今も覚えていたら、感極まるほどのことです。
これまで王寺教室から巣立っていった生徒やその保護者の方と顔を合わせる機会が増えてきました。
駅近くで「先生!」と言って声をかけてくることもあり、感慨深いものがあります。
それはさておき、大切なお子様をお預かりする以上、大事にしているものがあります。
それが「共育」です。

保護者の方々と懇談をしていると、勉強面以外にも普段の子育てや子供との接し方で悩んでいるケースが少なからずあります。
「上の子の時はこんなことなかったのに・・・」
「最近は上の子の方がなかなか言うこと聞かなくて・・・」
ついついわが子には厳しくしてしまいます。
"人間は欠けているものに目がいく動物"私も指導者としてこの言葉を聞いてハッとさせられました。
各ご家庭で子育てしているといろいろ悩んだり、子供とぶつかりあったりと保護者の方々が疲弊します。
私も、親としてその気持ちが理解できます。
性別が違うだけでもどう接すればいいのか悩みがちですし、性格や育てる時期によっても悩みの種が増大します。
私はまだまだ駆け出しの親ですので、保護者の皆さんが先輩で経験豊富です。
しかし、これまで10年以上様々なご家庭を見てきて、中立的な立場でアドバイスをすることはできます。
確かに塾である以上、学力向上が一番求められると思いますが、それ以上に勉強や仲間を通して生徒の皆さんが成長して、将来、一人の大人として自立ができるお手伝いができればと思っています。
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