【教室便り】奈良教室:
小学生 中学生
徒然なるままに
【先日こんなことがありました】
小5の算数の授業で、間違えたところを途中の式も含めて、すぐに消しゴムで消そうとする生徒がいたので注意しました。小学生の中には「正解でないとダメ!」「間違えると叱られる」「自分の間違いをまだ認めたくない」という心理を持たれている生徒がいます。
今まで見てきたそういった生徒の深層心理としては共通して「褒められたい」「失敗が怖い」という部分が多いように思います。
子どもの頃にやっておかなければならない事、どこかのTVでも言っていたことだったと思います。
そう、「失敗の経験」ですね。
今、失敗を積み重ねて検証と改善をトコトン繰り返し「次こそは」と前進していくことが自信に繋がると思っています。
何故、消しゴムですぐに消してはいけないのか、そこに隠れている次は失敗しないための宝があるからです。どういうパターンで自分は間違えたのか、間違え方は十人十色、ケアレスミスで処理してよいものではないと考えています。
我々大人でも失敗はありますが、その失敗を活かす事ができるのは子どもの頃の失敗があって、悔しいけど受け止めて、周囲に対する思いやり優しさを学び、誰でも失敗はあることという認識を持ち、そこから検証し、学んで改善に繋げ、前進して来れたからではないでしょうか。
生意気言ってすみません。
KECゼミナールでは、そんな「何故」を大切にし、生徒に伝え、これからも我々自身、検証と改善を繰り返していきます。生徒の自信を育てるためにも。