【教室便り】桜井教室:中学生
小学生 中学生
とある中3生の話☆★
みなさん、こんにちは!新年度新たな気持ちでみなさん頑張りましょう!
新年度の授業のスタートは4月8日(月)~です!!!
※「2019年平常時間割」をご確認の上、通塾してください。
今日は、みなさんにある1人の生徒の昔話をします。
今年、奈良高専に合格した生徒のお話です。
懐かしい気持ちでいっぱいになりますが
その子は、中1の終わり頃、KECに入塾しました。
入塾する際に、KECでは現状の学力を確認するテストがあるのですが、そこで彼は数学が11点でした。
本人も数学はとても苦手だと言っていました。
定期テストでは、取れる時は平均以上取るし取れない時は平均以下を取るといった感じでお母さんも非常に数学が不安ですと言っていたことを覚えています。
正直、この点数では集団の授業を受けたとしてもほとんど理解出来ないと思い、率直にお母さんと本人にもついていくの難しいと伝えようと思いました。
しかし、答案をじっくり眺め分析した時に、彼はわかっていないのではなく普段の勉強を我流で行なっていたため、細かい部分で抜けや漏れがたくさんあるということに気づきました。
つまり、これまでの1つ1つの単元を1からやるというよりも、脇を固めて付け焼き刃の習得で終わらないための訓練をきっちりと積ませれば大丈夫ではないかと判断させてもらいました。
ここは、講師として軽はずみには判断出来ない部分です。
そこで彼に欠けている知識を補う課題を用意するからこれをやりきってほしい。
そうすれば、悪い癖も抜けて集団の授業についていけるようにもなると思うと提案しました。
彼は頑張りますと小さい声で呟き、その日の懇談は終わりました。
そこからしばらく彼は教室に毎日のように自習に来てただ黙々と私が渡した課題をこなしていきました。
私の出した課題は難しい問題は少ないですが量的には少なくなかったように思います。
解き進めている間、不平不満を一言も言わず、丸つけしてもらってもバツばかりでやる気的には挫けても仕方ないような量を間違えもしましたが、彼は文句1つ言わず解き直しを繰り返し、最後には全問自分の力で解ききることができました。
その間私は丁寧に式を書く指示は徹底しましたがほとんど解説をしていません。
何も言わずに間違っている式には赤で線を引くだけで、彼はその線を引かれた箇所とひたすらにらめっこして解き直しをしていました。
そうして、彼はほぼ自分1人の力でやりきることができました。
その時に私は、彼にはしんどくて面倒くさいことでもやりきる意志の強さや粘り強さという何よりも大事なものを持っていると気づきました。
それから彼は、KECで伝えている成績の伸ばし方や取り組み方を不器用ながらもどんどん取り入れて、彼はめきめき成績を伸ばしていきました。
見ていて本当に気持ちの良い成績の上がり方でした。
そして、中3になり進路を考える時期になりそこで彼は高専に行きたいと考えるようになりました。
彼の得意科目は国語と社会。
理科はともかく、高専に入ってから求められる数学の応用は彼の苦手とする分野だったのでお世辞にも彼に有利な学校ではありません。
得意科目と必要な科目で食い違いが起きていたわけです。
しかし、彼の高専に行きたいという本気の気持ち、またやると決めたことは必ずやりきることが出来る意志の強さ。
私は、反対せずに目標に向かって頑張れよと応援しました。
そしてまず推薦入試がありましたが、内申と面接、そして数学と理科の2科目入試。
結果は、不合格でした。
落ち込む彼に私は次の一般は5科目入試だ。得意科目で行きたい学校にチャレンジ出来るチャンスなんだ。
受かるならこっちだ。
自信を持って頑張れよと伝えました。
不安や焦りを感じることは当たり前ですが彼にはこれまで一心不乱に努力してきたという自分を支える背骨がありました。
そして、彼は見事自分の第一志望校に合格することが出来ました。
私が今回彼のエピソードを紹介したいと思ったのは
これから新しく目標新たに頑張るみんなに限界を設けてほしくないと思ったからです。
向いてるとか向いてないとか関係ないのです。
大事なことは、必ずやるという気持ちと目標に向かってたゆまぬ努力が出来るかどうかだけなんだと彼から改めて自分が教わることが出来ました。
KECでは、そんな逆境をものともせずに自分の本当に欲しいものをつかみ取った生徒が多数います。
自分もそんな風になりたい、自分を変えたいと思う人はぜひ一度お話を聞きにお問い合わせしてください。
今回は室長の教え子自慢の回でした〜( ◠‿◠ )
リクトよく頑張った!
「Effort」
奈良工業高等専門学校 機械工学科 合格!!
近畿大学工業高等専門学校 合格!!
上宮高等学校 英数コース 合格!!
小澤陸人くん
僕が、塾に入ったのは中学2年生の1学期のことでした。そのころの一番の思い出は入塾テストです。
この入塾テストでぼくは数学11点でした。テストがかえされたときに先生にこれでは厳しいというようなことを言われました。そして、テストがかえされた日に課題が出され、これを全問正解すれば塾に入れるということだったので必死になってやった記憶があります。
そして、なんだかんだで月日がたち、気づけば中3になっていました。中3になって夏の合宿に参加しました。そこでのリアル入試では不合格でした。初めての入試形式もあってか、とても悔しかったです。しかし、そこで落ち込むというよりは不合格の悔しさをバネに頑張りました。
気付けば冬になり、冬の合宿に参加していました。リアル入試ではまたの不合格。心の中ではあせりと悔しさが混在していました。そして、あっという間に入試日になってしました。その入試は不合格でリアル入試の比じゃないくらい落ち込みました。1週間後くらいから気持ちの整理がつき、ただがむしゃらに勉強していました。そして、次の入試日になり、初めての本当の合格を受け取った時は何も言えないくらいうれしかったです。
入試は精神的に強く育ててくれます。努力して結果が出ないと経験になり、努力して結果が出ると自信になると僕は思います。
失敗から何を学び、どう行動するかが鍵となります。
そういえば、桜井教室には2年前、まったく同じような逆転合格を勝ち取った高専の先輩がいたのです。今日、本当に何の偶然かはわかりませんが、その生徒がたまたま教室に顔を見せにきてくれました。これも何かの縁。(*^_^*)彼は今立派に野球部のキャプテンとして勉学と部活を両立させてくれているようです。
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「自分で考え行動できる力を養うKECゼミナール」
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