【教室便り】八木教室:
小学生 中学生
センター分析①
ブログをご覧のみなさまこんにちは
KEC志学館個別八木教室の齊藤です。
毎年恒例のこの時期がきました。
センターの所感を好き勝手述べるコーナーです。
参考にはして頂いて構いません。
とはいえ、私の専門外の科目もあるので、自教室で受けた子がいる科目に絞り込みます。
今日は日本史です。平均点は昨年並みで収まるのではないでしょうか。
1、地名とその土地の歴史
2015年まで出ていた会話形式が昨年より復活して今年も登場しました。
時代の出題範囲が広いのは例年通りです。
昨年と異なり、4つの図・写真を判断させる問題や、写真と地図を組み合わせる問題といった、やや複雑な形式の問題がなかったのが想定外かな...。
2、原始・古代の歴史研究と資料
問題文は、近年の歴史から出題でした。
史料問題については、今年は初見史料(問5「那須国造碑文」)のパターンとなりました。
問1の「最も関係の深い出来事」というのは、センター試験日本史Bにおいて、珍しい出題形式です。しかし問題自体はそこまで難しくもなく、教科書程度の知識で対応可能。
問6は設問文を最後まで確実に読まなければ誤文を選択できない良問と言える問題だと感じました。負名体制に関する理解を問う問題です。
3、中世の政治と社会
今年は史料引用も図もなく、比較的易しめの問題でした。
特に特筆する点はなし。
4、近世の社会・政治・文化
昨年は、空欄補充が小問2つ出題されていたが、今年は1問のみ。ここでの初見史料の出題は、最早鉄板。
問4の文化史分野からの出題は得点差が開く問題でした。
問4 空欄アの川柳と狂歌の判別で迷ったかもしれない。ここだけは落としてもダメージは少ないが、ここで時間を食ってしまった受験生は不利になる内容です。
5、近世・近代における公家と華族
「近世・近代における公家と華族」という今年は比較的取り組みやすいテーマでした。
また、昨年と同様の範囲である「幕末から明治維新」が出題され、井伊直弼・孝明天皇・廃藩置県など同一用語も多く、過去問演習を徹底していれば取れますね。
6、近現代の日米関係
日米関係は頻出テーマの一つであるため、ここは点取り問題であったはず。
なんとなく特徴を感じたのは問4 「抑制する」、「増加させる」、という歴史用語ではない語句の選択が求められているところ。用語を暗記しているかではなく、理解しているかを問う設問だった。若干国語?
ざっくりとこんなところです。
総括としては、割と過去問演習でそれなりの点数が目論めたかと思います。
もう少し個人的には図表関連が出るかと思ったのですが。。。
そういうこともありますね。
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〜10年・20年先にも続く自信を育てる。〜
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