【教室便り】八木教室:
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【中学生】奈良県公立高校入試国語
ブログをご覧のみなさまこんにちは
KEC志学館個別八木教室の齊藤です。
5日間かけて奈良県の公立高校の問題について感想を書いています。
今日は国語です。
問題としては
1:小説
2:古文 (漢文)
3: 評論
4:作文
という流れでした。
内容の大きな変化点は、楷書がなくなったことです。
得点源に考えていた子も多かったと思うので、戸惑いがあったのではないかと思います。
比較的記号問題は多かったので、何かしら書けた答えが多い子もかなりいるのではないでしょうか。
総問題数は20問で、作文に10分と考えると19問を25分(見直し時間を5分とする)で解く計算です。
1番の小説は読みやすいものです。
「知る」ということがどういうことかを問う問題ですが、後半パートに筆者の伝えたいことが凝縮されているので、問題も解きやすかったのではないかと思います。
2番で奈良県の古典パートに漢文が出題されたのはかなり久しぶりです。レ点や一二点をきちんと用法を覚えていた子が優勢になりますね。
3番の評論も文章自体は難しくありません。しかし、哲学的で抽象的な表現が多いため、国語の苦手な子からすると結論の見えない話だったのではないでしょうか。
(1) の「と」の用法は簡単です。選択肢の文章もかなりわかりやすく消去法できるようになっているので、諦めずに読めば大丈夫でした。
(6)の記述問題も、傍線部の一文も終始読むことが鍵でした。文の最後に言い直すとあるので、次の文章がそのまま答えになります。
4番の作文は曲者です。
めくる めぐる 本の世界
この標語で使用されている用法を見極めなければ一文目が書けないという事案が発生します。
本を「めくる」と本の世界を「めぐる」という部分を見つけられればあとは大丈夫です。
まとめとしては、
今までは楷書や作文で点数を取ろうという戦略も1つとしてありましたが、とりあえず楷書はなくなりました。
来年も無いと思われます。シンプルな文章読解力と小学校6年生レベルの漢字力が更に必要です。
もちろん、作文も0点で良いわけではありませんので、表現技法を勉強した上で複合的な作文力をつけましょう。
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〜10年・20年先にも続く自信を育てる。〜
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