2025.10.30

京都産業大学の総合型選抜入試(旧AO入試)対策や倍率、志望理由書を解説

京都産業大学の総合型選抜入試(旧AO入試)対策や倍率、志望理由書を解説

京都産業大学の総合型選抜入試(旧AO入試)対策や倍率、志望理由書を解説

xfacebookline

総合型選抜は学力試験の点数だけでなく、受験生の個性や多様な能力を多角的に評価する入試方式で、旧来のAO入試にあたります。
本記事では、この方式で京都産業大学への入学を目指しているお子さまと保護者さまに向けて、総合型選抜の概要や日程、選考を突破するためのポイント等について詳しく解説します。

なお、入試方式は毎年更新されます。本記事はあくまでも2025年9月時点での情報であることをご了承ください。

京都産業大学の総合型選抜(旧AO入試) の概要

京都産業大学は、10学部が神山キャンパスに一拠点で集まる「ONE CAMPUS(ワンキャンパス)」構造を掲げ、学部間の交流や環境共有を特徴としています。この環境を活かすことで、学部横断的に幅広い分野へ学びを広げられる点も、受験生にとって大きな魅力となります。

総合型選抜(旧AO入試)は、その教育環境と連動させながら、偏差値や学力試験だけでは測りづらい意欲・探究心・将来性などを評価対象とする制度です。

京都産業大学の総合型選抜の特徴

京都産業大学の総合型選抜は、ペーパーテストの成績や偏差値には表れにくい、受験生の個性や潜在能力を多角的に評価する入試制度です。大学が目指す「次世代リーダー」として活躍できる人材を発掘することを目的としています。

この選抜方式では、以下の点が評価の中心となります。

  • 積極性、問題意識、目的意識:自ら課題を発見し、解決しようとする姿勢。
  • 知的探求心:特定の分野に対する深い興味と、学びを深めたいという知的好奇心。
  • 入学後の成長力:大学の教育環境を最大限に活用し、大きく成長できる可能性。

出願はひとつの学部、学科(専攻) 、学環のみに限定されています。

出願にあたっては受験ポータルサイト「UCARO(ウカロ)」を利用します。どうしてもインターネット環境がない場合は入学センターに相談してください。ただし、インターネットのみでは出願は完結せず、必要書類を簡易書留の速達で郵送する必要があります。追跡できるように、送付の際は必ず書留を利用し、普通郵便は避けましょう。

参照元:京都産業大学|出願から入学手続きまでの流れ
参照元:京都産業大学|よくある質問 Q&A

総合型選抜では、学力だけでなく積極性や目的意識が評価されます。KECでは、LINE相談や「KECの総合型選抜」を通じて、強みの発見から志望理由書、面接まで一貫した指導を提供しており、保護者の方も安心して準備を進められます。

お友だち限定
コンテンツをGETする!

LINE登録

受験の悩みについて相談

無料面談予約面談予約はこちら

京都産業大学の総合型選抜の合格倍率(2025年度)

京都産業大学の総合型選抜における合格倍率は、学部・方式によって異なります。人気学部や提出資料重視型の方式では倍率が高まりやすく、最新の数値は必ず公式発表で確認する必要があります。

2025年度総合型選抜(AO入試)における最終合格倍率(母数は志願者数を援用)は、以下の通りです。

  • 経済学部:志願者115名、合格者27名 約4.26倍
  • 法学部:志願者48名、合格者33名 約1.45倍
  • 国際関係学部:志願者37名、合格者17名 約2.18倍
  • 外国語学部:志願者63名、合格者34名 約1.85倍
  • 文化学部:志願者42名、合格者15名 約2.80倍
  • 理学部:志願者18名、合格者5名 約3.60倍
  • 情報理工学部:志願者5名、合格者3名  1.67倍
  • 生命科学部:志願者29名、合格者10名 約2.90倍

参照元:京都産業大学|2025年度 AO入試 統計

京都産業大学の総合型選抜の出願資格

京都産業大学の総合型選抜の出願資格は、主に以下の通りです。

  • 基本条件:高等学校または中等教育学校を卒業した者、および翌年3月31日までに卒業見込みの者、あるいは12年の課程を修了(見込み)した者。または、高等学校卒業と同等以上の学力があると認められる者。
  • 個別の出願要件:基本条件に加え、多くの学部、学科では個別の出願要件が設けられています。

参照元:京都産業大学|総合型選抜入試

京都産業大学の総合型選抜の日程

総合型選抜の入試は、学部や学環によって以下の4つに分けられます。

入試方式 対象学部・学環
総合型選抜入試 経済学部、法学部、国際関係学部、外国語学部、文化学部、理学部、情報理工学部、生命科学部
マネジメント力選抜入試 経営学部
次世代型リーダー選抜入試 現代社会学部
探求、挑戦志向入試 アントレプレナーシップ学環

このうち、外国語学部、理学部、情報理工学部、生命科学部(課題提出型) 、アントレプレナーシップ学環の1次選考は書類審査で行われます。2026年度入試(2025年度実施)の日程は以下の通りです。

  • 出願期間:9月1日(月)~9月8日(月)
  • 合格発表:9月26日(金)

経済学部、経営学部、法学部、現代社会学部、国際関係学部、文化学部、生命科学部の1次選考は学内試験です。2025年度は以下の日程で行われます。

  • 出願期間:9月1日(月)~9月8日(月)
  • 試験日:9月21日(日)
  • 合格発表:9月26日(金)

また、1次選考通過者には2次選考が設けられています。2025年度における2次選考の日程は以下の通りです。

  • 出願期間:9月26日(金) ~10月2日(木)
  • 試験日:10月19日(日)
  • 合格発表:11月1日(土)

参照元:京都産業大学|2026年度入試日程

京都産業大学の総合型選抜 志望理由書のポイント

志望理由書は、各学部のアドミッションポリシーに照らして評価されます。京都産業大学の総合型選抜では「積極性・問題意識・目的意識」「知的探求心」「入学後いかに伸びるか」といった観点が示されており、これらに即した経験を自分の言葉で具体的に語ることが大切です。

京都産業大学は「ONE CAMPUS(ワンキャンパス)」 構造を掲げ、10学部がひとつのキャンパスに集まる環境を有しています。学部をまたぐ交流や施設・プロジェクトを利用できる可能性を前提に、志望内容と「学部横断の学び方」(主専攻+他学部科目、施設・プロジェクト活用など)を結びつける記述を意識しましょう。ただし、すべての学生・学部が同じ扱いを受けるわけではないため、あなたが活用できる範囲も示しておくと良いです。

  • アドミッションポリシーと評価観点の対応づけ:志望学部の方針を読み、評価観点(例:積極性・探求心・目的意識等)と自身の経験を対応づけ、目的→過程→結果→学びの順で整理して書く。
  • 単純表現を避ける:例えば「〜に興味があります」だけで終わらせず、きっかけ → 課題 → 実践 → 振り返り、という流れを意識して記述しましょう。学部横断科目やプロジェクトを取り入れる構成を示せると独自性が生まれます。
  • 学部別接点の具体化:たとえば法学部志望なら、法学部の演習・カリキュラム、他学部科目との関連性など、自分の経験・意欲と結びつけて具体例を挙げて述べます。「なぜ法学部か」を単なる関心ではなく、根拠と将来展望を含めて表現することを意識しましょう。

KECの総合型選抜対策

志望理由書は面接でも活用されます。そのため、大学が求める人物像を踏まえた内容に仕上げなければなりません。KECでは、診断と独自のメソッドを活用し、受験生の経験や関心を「大学に評価される形」に整理するサポートを提供しています。書類作成から自己PR戦略まで、家族で安心して準備を進められます。

経済学部 総合型選抜の特徴

単に学力だけでなく、経済社会への深い関心や将来のリーダーシップを発揮できる潜在能力を持つ学生を求めているのが特徴です。

経済学部 総合型選抜の概要

経済学部経済学科では約20名を募集しています。
評価ポイントは、以下の通りです。

  • 経済社会への問題意識:社会で起きている事象に対し、経済学的な視点から問題を発見し、解決しようとする意欲がある人。
  • リーダーシップ:演習やグループワークで積極的に意見を述べ、周囲を巻き込みながら議論をリードできる能力。
  • 表現力、判断力、行動力:自分の考えを明確に伝え、的確な判断を下し、自ら行動に移す力。
  • 将来の方向性:経済学を通じて将来何を成し遂げたいかという明確なビジョンを持ち、特に国際的な視野を広げることに意欲がある人。

選抜では、これらの資質が多角的に評価されます。

経済学部 総合型選抜のポイント

1次選考は、約50分の模擬講義を受けた後、60分の記述式テストを実施し、その結果と出願書類で判定します。

2次選考では社会問題をテーマに5分間の発表と10分間の質疑応答を行います。発表形式はポスターや板書、資料の配布のみが可能で、パソコンの使用は認められません。また、発表内容には独自の視点が盛り込まれていることが必須条件です。

KECでは、診断を通じて受験生の「社会問題への関心」を深く掘り下げます。また、書類添削や発表練習も繰り返し行います。これは、論理的に自分の考えを表現する力を磨くためです。こうした対策により、保護者さまにとっても、確実な成長が見える安心感があります。

お友だち限定
コンテンツをGETする!

LINE登録

受験の悩みについて相談

無料面談予約面談予約はこちら

経営学部 総合型選抜の特徴

従来の学力評価に加え、高校時代に培った多様な経験と、それを将来に活かす能力を重視しているのが特徴です。

経営学部 総合型選抜の概要

経営学部の総合型選抜は「マネジメント力選抜入試」と称され、マネジメント学科で約25名を募集します。経営学部が求めるのは、組織や社会の発展を促す統合的マネジメント能力を持つ人材です。具体的には、以下のような経験や能力を持つ学生を求めています。

  • マネジメント関連の経験:文化、芸術、スポーツ、生徒会、コンテスト、海外留学、ボランティア等、高校時代に何らかの形で組織やプロジェクトを動かした経験。
  • イノベーションを起こす力:経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報) をうまく結びつけ、新しい価値を生み出すことができる人。
  • 経験と学びの関連付け:高校時代の経験で得た成果を、経営学部での学びにどうつなげ、将来の進路に活かしていくかという明確なビジョンを持っている人。

経営学部 総合型選抜のポイント

1次選考は60分の社会問題をテーマにした論述試験を行い、着眼点や論理的思考力を評価します。

1次選考の合格者は2次選考に進み、約15分間の個人面接が行われます。面接では、提出した志望理由書をもとに、経営学への学習意欲や、具体的な提案力が確認されます。なぜ経営学を学びたいのか、将来どのように社会に貢献したいのかといった点を、自分の言葉で明確に伝える準備が必要です。最終的な合否は、これらの選考内容を総合的に判断して決定されます。

入試を通して求められるのは、社会問題への関心や学習意欲に加え、知識を説得力ある形で表現する力です。そこでKECでは、自己分析診断を通じてお子さまの強みを明確にし、独自のメソッドで論理的な文章構成を固めます。さらに面接練習を重ねることで、「ただの意見」で終わらず、説得力のある発表へとつなげられるようサポートします。

お友だち限定
コンテンツをGETする!

LINE登録

受験の悩みについて相談

無料面談予約面談予約はこちら

法学部 総合型選抜の特徴

論理的思考とルール形成力を備え、法の知識と実践的な感覚で公正な社会の実現に貢献できる人材を選ぶことを目的としています。

法学部 総合型選抜の概要

法律学科で約10名、法政策学科で約5名を募集しています。法律学科は論理的説明力、法政策学科は調査力と政策立案力が評価対象となります。

法学部 総合型選抜のポイント

法学部の総合型選抜では、1次選考で90分の小論文試験を実施します。この試験で読む力と書く力を評価し、出願書類とあわせて合否を判定します。

2次選考で実施されるのは、社会問題をテーマにした5分間のプレゼンテーションと15分間の質疑応答です。プレゼンテーションではポスターや板書、および資料の配布のみが可能です。パソコンは使用できません。そのため、ポスターや板書のみでプレゼンテーションする能力や、調査に基づいた説得力のある意見を述べるスキルを磨くことが大切です。

小論文やプレゼンテーションでは、論理的な思考力や表現力が不可欠です。KECでは、社会問題の調査方法から論理的な文章構成の型まで丁寧に指導し、添削を徹底的に行います。これにより、お子さまは実力を着実に伸ばすことができ、保護者さまも準備の流れが明確になるため、安心して受験に臨めます。

お友だち限定
コンテンツをGETする!

LINE登録

受験の悩みについて相談

無料面談予約面談予約はこちら

現代社会学部 総合型選抜の特徴

現代社会学部の総合型選抜「次世代型リーダー選抜入試」では、基礎学力に加え、社会課題の解決に挑む意欲と協働力を重視します。リーダーシップ経験や活動成果を持ち、入学後もその経験を活かして積極的に取り組む学生像を求めています。

現代社会学部 総合型選抜の概要

高校時代の学内外の活動でリーダーシップを発揮した経験や、スポーツや芸術の分野で活動成果があることが出願条件になっています。

現代社会学科の募集人数は約30名、健康スポーツ社会学科の募集人数は約15名です。

多用な人材を迎え入れるために2タイプの選考を実施しています。

  • Aタイプ:実践力のあるリーダー選抜タイプ
  • Bタイプ: 個性を活かすリーダー(プレイヤー型)または組織マネジメント能力に優れたリーダー(サポート、マネジメント型)選抜タイプ

Aタイプは、地域でのボランティア活動、学校での生徒会活動、部活動の主将等の経験が評価の対象となります。一方、Bタイプはスポーツでの国際レベルの大会への出場歴、芸術での国内レベルでのコンテストやコンクールでの受賞歴等が求められます。

現代社会学部 総合型選抜のポイント

出願タイプは、自分の経験に合わせて適切なものを選びましょう。また、出願要件や実績報告の方法が細かく定められているため、要項をよく確認しておくことが大切です。

1次選考では「社会課題とリーダーシップ」セミナーという50分の講義を受けた後、内容を踏まえたレポートを40分で作成します。

2次選考で行われるのは、グループワークと個人面接です。グループワークは45分間行い、それを踏まえて30分でレポートを作成します。

その後、20分間の個人面接が行われます。この個人面接には、3分以内での自己アピール書の口頭発表が含まれ、メモ等を見ることはできません。そのため、書類作成の段階から内容を自分の言葉で話せるようにしておきましょう。

リーダーシップの資質を見極め、グループワークや面接で効果的に表現するには、徹底した準備が必要です。KECでは、独自の診断を通じてリーダーシップの資質を「見える化」し、自己アピール書の作成から発表練習までを徹底的にサポートします。保護者さまにとっても、お子さま自身が自分の言葉で自信を持って話せるようになる姿を確認できるため、安心感につながります。

お友だち限定
コンテンツをGETする!

LINE登録

受験の悩みについて相談

無料面談予約面談予約はこちら

国際関係学部 総合型選抜の特徴

国際分野を専門的に学ぶ意欲だけでなく、国内外で積極的に行動できる能力が必要とされます。

国際関係学部 総合型選抜の概要

国際関係学科では、約10名を募集しています。

求められているのは、世界への好奇心と探究心を持ち、多様な価値観を尊重し受容できる学生です。さらに、学内の発表会等で中心的に活動する意志や、将来は国際的な舞台で活躍したいという目標を持っていることも期待されています。

国際関係学部 総合型選抜のポイント

1次選考では、国際関係学部の教員による50分のOne Dayセミナーが実施されます。その後、60分の記述式テストで理解力や文章としてのアウトプット力が評価されます。

2次選考はグループディスカッションと個人面接です。討論での役割は評価対象ではありませんが、グループとして提言をまとめることが重要です。

国際関係学部の総合型選抜では、単に知識があるだけでなく、根拠を持って自分の意見を語る力が求められます。KECでは、自己分析診断や書類添削を重ねることで、論理的に思考し、説得力のあるコミュニケーション能力を育てるサポートを提供します。

お友だち限定
コンテンツをGETする!

LINE登録

受験の悩みについて相談

無料面談予約面談予約はこちら

外国語学部 総合型選抜の特徴

言語だけでなく、その国の文化や社会にも関心を持っていることを示す必要があるのが特徴です。

外国語学部 総合型選抜の概要

外国語学部には、以下の学科があります。

  • 英語学科:英語専攻、イングリッシュ・キャリア専攻
  • ヨーロッパ言語学科:ドイツ語専攻、フランス語専攻、スペイン語専攻、イタリア語専攻、ロシア語専攻、メディア・コミュニケーション専攻
  • アジア言語学科:中国語専攻、韓国語専攻、インドネシア語専攻、日本語・コミュニケーション専攻

募集人数は、全学科、専攻あわせて約18名です。世界への探究心を持ち、多様な価値観を尊重しながら国際分野を学び、将来グローバルに活躍したい人材を求めています。

外国語学部 総合型選抜のポイント

1次選考は提出した書類の審査が行われます。2次選考では、出題されたテーマに関する小論文を60分で作成し、その後30分の面接が実施されます。

これらの選考を突破するためには、なぜその言語を選択したかの理由の裏付けが必要です。

たとえば、英語学科であれば、英語圏の言語や文化事象に関するテーマを複数の資料調査や体験、取材をもとに、自分の考えを踏まえて「成果報告書」にまとめなければなりません。単なる資料の写しや感想文、内容の寄せ集めでは選考に通らないので注意が必要です。

KECでは、受験生の経験や関心を深く掘り下げ、プロが書類や面接対策を徹底的に添削、指導します。準備の過程が「見える化」されることで、保護者さまも安心してサポートできます。

お友だち限定
コンテンツをGETする!

LINE登録

受験の悩みについて相談

無料面談予約面談予約はこちら

文化学部 総合型選抜の特徴

文化に関する素養や教養を身につけ、それを社会でどのように活かせるかを考えられる受験生が対象です。

文化学部 総合型選抜の概要

文化学部の総合型選抜では、ペーパーテストだけでは測れない個性や潜在的な能力が評価されます。

単に歴史や文学が好きというだけでなく、現代社会が直面する課題に対して、文化的な視点から解決策を見出すことができる能力が問われます。
募集人数は以下の通りです。

  • 文化構想学科:約15名
  • 京都文化学科:約10名
  • 文化観光学科:約10名

文化学部 総合型選抜のポイント

1次選考ではOne Dayセミナーで約50分間の模擬講義が実施され、受講後に講義内容に関する記述式テスト(60分)が実施されます。ここでは、講義の要点を正確に理解する理解力と、自分の考えを論理的な文章で表現するアウトプット力が求められます。

2次選考で行われるのが、独自に調べたテーマに関する10分程度のプレゼンテーションです。その後、質疑応答と面接が実施されます。これらの場面では、資料やポスターの持ち込みも可能です。主体的な学びの基礎ができているか、そして自分の考えを相手に明確に伝えるコミュニケーション力が評価されます。

文化学部の総合型選抜では、記述からプレゼンテーションまで一貫して「主体性」が重視されます。KECではテーマの掘り下げや添削を丁寧にサポートし、お子さまの強みを引き出すとともに保護者さまの不安も和らげます。

お友だち限定
コンテンツをGETする!

LINE登録

受験の悩みについて相談

無料面談予約面談予約はこちら

理学部 総合型選抜の特徴

書類審査と筆記試験、プレゼンテーションを通じて、科学への深い興味や論理的思考力を評価する入試方式です。

理学部 総合型選抜の概要

自然科学の基礎分野に強い関心を持ち、最先端の研究に能動的に取り組む意欲のある受験生を対象としています。
募集人数は以下の通りです。

  • 数理科学科:約2名
  • 物理科学科:約2名
  • 宇宙物理、気象学科:約2名

評価では学力に加えて、分野への強い関心を持ち自ら学びを深める探究心、自然の法則を解き明かす論理的思考力、そして研究環境を活かして成長しようとする意欲が重視されます。

理学部 総合型選抜のポイント

1次選考は出願書類のみで合否が判定されます。そのため、以下の提出書類の完成度が非常に重要となります。

  • 志望理由書:なぜその学科を選んだのか、何に興味があるのかを明確に記述します。
  • 課題レポート:一部の学科では、科学的なテーマについて独自の考察をまとめたレポートを提出します。

2次選考は学科によって異なりますが、筆記試験や個人面接、プレゼンテーションが実施されます。筆記試験で問われるのは基礎的な科学知識や論理的な問題解決能力です。プレゼンテーションでは提出した書類の内容について発表します。その後の質疑応答を通じて、考えを深く掘り下げられるかを試されます。

これらの選考を突破するためには、書類作成の段階から一貫した論理を構築しておかなければなりません。

理学部の総合型選抜では、書類の完成度が合否を左右します。KECでは、2次選考を見据えて興味を論理的に整理して志望理由書や課題レポートを作成するサポートを提供します。

お友だち限定
コンテンツをGETする!

LINE登録

受験の悩みについて相談

無料面談予約面談予約はこちら

情報理工学部 総合型選抜の特徴

情報関連分野に強い関心と実践的な経験を持つ受験生を対象としているのが特徴です。

情報理工学部 総合型選抜の概要

ペーパーテストは実施されず、創造力や技術力が直接評価されます。募集人数は情報理工学科で約6名です。

コンピュータや情報分野への深い関心に加え、以下の能力や経験を持つ人が求められています。

  • 基礎的な利用能力:情報分野における基礎知識と応用力。
  • プログラム作成や電子工作の経験:自作のハードウェアやソフトウェアを実際に制作した経験。

出願時には、自作のハードウェアまたはソフトウェアと、その説明書を提出しなければなりません。さらに、面接ではこれらの作品について発表する能力が求められます。これまでコンテストで受賞した作品や研究成果といった関連する実績を示す資料を添付することが望ましいとされています。

情報理工学部 総合型選抜のポイント

単に作品を制作するだけでなく、その作品の魅力をどのように伝えるかが合否を左右します。

出願書類で工夫できることとして挙げられるのは、説明書で単に作品の概要を羅列するのではなく、どのような課題を解決しようとしたか、開発過程でどのような困難を乗り越えたか、といったストーリーを含めることです。このことが、創造性や熱意の効果的なアピールにつながります。

また、2次選考の面接では、提出した作品について深く掘り下げた質疑応答が行われます。そのため、作品に関するあらゆる質問に答えられるように、事前に徹底した準備をしておきましょう。なぜこの作品を作ったのか、将来どのように発展させたいかを自分の言葉で明確に説明できる力が求められます。

作品の出来のよさも重要ですが、KECではその魅力をどう説明するかを重視し、演習によって成果の効果的な伝え方を身につけます。さらに想定問答を徹底することで実践力を養い、「技術がどう評価されるのか」が明確になるため、保護者さまも納得して準備を任せられます。

お友だち限定
コンテンツをGETする!

LINE登録

受験の悩みについて相談

無料面談予約面談予約はこちら

生命科学部 総合型選抜の特徴

生命科学分野に強い興味と探究心を持ち、かつ新たな可能性に挑戦できる意欲のある学生を迎え入れることを目的としています。

生命科学部 総合型選抜の概要

募集人数は先端生命科学科と産業生命科学科合計で約10名です。

生命科学部には、「課題提出型」と「学科試験型」の2種類の選抜方式があります。

  • 課題提出型:高校時代に探究した生命科学に関するテーマについて、レポートや成果物を提出する形式です。主体的な学びや深い専門性、将来への展望が評価されます。
  • 学科試験型:生命科学に関する知識や、論理的な思考力を測る筆記試験が中心となります。基礎的な学力を基盤に、応用力や考察力が問われます。

生命科学部 総合型選抜のポイント

出願方式によって求められる能力が異なります。いずれの方式でも、深い専門性とそれを表現する力が重要です。

課題提出型では、高校での生物または化学の課題研究、探究活動の成果を成果報告書(または中間報告書) として提出します。また、45分間の個人面接では、この成果報告書の内容について、各自が準備したプリントやPowerPoint等の資料をもとに約15分間発表し、その後に約30分の質疑応答が行われます。研究内容を論理的に説明し、専門的な質問に答える準備が不可欠です。
学科試験型では、筆記試験、模擬講義、振り返りレポート、面接によって評価されます。

いずれの方式も、書類作成から本番の表現まで、一貫した対策が欠かせません。

生命科学部の総合型選抜では、研究報告や発表、筆記等の幅広い対策が必要です。KECでは、受験生のこれまでの探究活動を論理的に整理し、説得力のある表現へと磨き上げるためのサポートを一貫して提供します。準備の流れが体系化されているため、保護者の方も全体像を把握しやすく、安心して受験に臨めます。

お友だち限定
コンテンツをGETする!

LINE登録

受験の悩みについて相談

無料面談予約面談予約はこちら

アントレプレナーシップ学環 総合型選抜の特徴

アントレプレナーシップ学環は、既存の学部や学科の枠を超え、事業創造の精神(アントレプレナーシップ)と実践力を養う場として2026年4月に始動します。単に起業家を育てるだけでなく、社会の課題を発見し、解決策を生み出す「変革を起こす人材」を育成することを目的としています。

アントレプレナーシップ学環 総合型選抜の概要

アントレプレナーシップ学環の総合型選抜は、「探究・挑戦志向入試」と名付けられ、約10名を募集します。

この入試は、従来の学力評価を超え、AI時代に求められる新しい能力を評価するものです。学環が求めるのは、以下のような資質を持つ人材です。

  • 変化を見据える力:社会の動向や未来の変化を予測し、課題を発見する力。
  • 社会を探究する姿勢:既存の枠組みにとらわれず、社会の仕組みや問題を深く掘り下げて探求する意欲。
  • 未来を構想する力:発見した課題に対し、具体的な解決策や新しい価値を創造するビジョンを持つ力。
  • 挑戦する姿勢:困難をおそれず、自ら行動を起こして未来を切り開こうとする意欲。

この入試では、これまでの探求活動や、未来への明確なビジョン、そしてそれを実現するための行動力が総合的に評価されます。

アントレプレナーシップ学環 総合型選抜のポイント

求められる学生像は、探究心や挑戦意欲を積極的に表現できる人です。そのため出願時には、3分以内の自己アピール動画を提出する必要があります。この動画は自己紹介にとどまらず、熱意やこれまでの挑戦、今後の展望を効果的に伝える重要なツールです。動画では、表情や声のトーン、身振り手振りといった非言語的な要素も評価されます。自分らしさを最大限に活かし、熱意を視覚的にも伝える工夫が大切です。

KECは、動画のシナリオ作成といった合否を左右する重要な準備をサポートします。客観的な視点から具体的なアドバイスを行うため、保護者さまにも安心してご相談いただけます。

お友だち限定
コンテンツをGETする!

LINE登録

受験の悩みについて相談

無料面談予約面談予約はこちら

よくある質問

最後に、京都産業大学の総合型選抜入試においてよくある質問をQ&A形式で紹介します。

どんな人が総合型選抜で合格しやすいですか?

京都産業大学の総合型選抜は、単なる学力テストではなく、学びたい意欲や目的意識の強さが重視されます。
特に評価されるのは、以下の点です。

  • 高校時代の活動や経験を通じて培った力
  • 「大学で何を学びたいか」という探究心と目的意識
  • 学びを将来にどう活かしたいかという展望

これらを志望理由書や面接で、自分の言葉で具体的に語れるよう準備しておくことが合格への大きな鍵となります。

志望理由書では何を書けばいいですか?

志望理由書では、「なぜ京都産業大学で、なぜその学部を志望するのか」を明確に書くことが最も重要です。そのためには大学のアドミッションポリシーをよく理解することが肝要です。創立者の荒木俊馬氏の理念や、「将来の社会を担って立つ人材の育成」という建学の精神について確認しておくのもよいでしょう。特に京都産業大学の強みである「一拠点での学部横断学修」や「実践的な学びの機会」をどう活かしたいかまで触れると、より説得力が増します。
その上で、以下の3つのポイントを意識して構成を考えましょう。

  • なぜ京都産業大学なのか?(学部横断学修や実践的な教育環境など大学固有の魅力を根拠に)
  • なぜその学部なのか?
  • 大学のアドミッションポリシーと自分の経験や将来像との結びつき

これらの要素を盛り込み、論理的で説得力のある文章を作成することで、熱意が伝わる志望理由書になります。

まとめ

京都産業大学では、ペーパーテストだけでは測れない個性や能力を評価する総合型選抜(旧AO入試)を導入しています。全学部がひとつのキャンパスに集まる一拠点総合大学であり、学部を越えた幅広い学びが可能なのも特徴です。新設のアントレプレナーシップ学環をはじめ魅力的な学部も多く、暗記的知識や偏差値にとらわれない評価を目指す受験生にとって「総合型選抜」は有力な選択肢となります。

また、京都産業大学の入試要項でも、総合型選抜では「ペーパーテストだけで測定できない能力」に着目するとされており、積極性・問題意識・目的意識・知的探究心・入学後の成長可能性などが評価観点とされています。

こうした大学の選抜方針に対応するため、KECでは性格テストや面談を通じて、お子さまの強み・適性を整理し、それをもとに志望校・学部選びの方向性を明らかにするサポートを行います。自分のやりたいことがまだ定まっていないお子さまでも方向性を見つけやすく、保護者さまにとっても「子どもの強みや適性がわかる」「興味関心から志望校・学部・教授名まで具体的にイメージできる」といったメリットがあります。

お友だち限定
コンテンツをGETする!

LINE登録

受験の悩みについて相談

無料面談予約
この記事を書いた人

この記事を書いた人

KECの総合型選抜対策専任講師 山﨑

KECの専任講師。後悔しない進路を一緒に見つける「寄り添い型の進路指導」が生徒から支持されている。マーケティングの責任者を兼任し、より多くの悩める受験生とその保護者様に価値を届けるため奔走中!

この記事をシェア
xfacebookline

information

受講をご検討中の方へ

           面談実施中!
          総合型のプロによる進路指導が
  無料で受けられます!

お友だち限定コンテンツをGETする!

LINE登録

受験の悩みについて相談

面談予約はこちら

    面談予約フォーム

    総合型選抜(AO入試)対策塾 | 大阪・京都・奈良の学習塾KEC
    FOLLOW US