KEC

文字を書くためには

やまと西大寺KEC保育園園長の野口です。

今回は「文字を書くためには」というお話をテーマにさせていただきます。

文字を書くためには、何が必要でしょうか?

いろいろありますが、一つは手指の器用さ。そして、目で見て「ここに書きたい!」と思った場所に正確に手を持っていくことができる力が必要です。

こういった力は、乳児期からの指先を使った遊びの中で育まれます。

(以前マザーリーフさんで子育てイベントをさせていただいた時にもお話しさせていただきました^^)

「子どもの絵を見れば、その子がひらがなを書くことに適した時期かどうかがわかる。」と言われています。

線が不安定だったり、線を止めることができていないような場合には、

書く練習よりもまずは腰や肩、腕や肘、手首、手指が滑らかに動くように全身運動を取り入れることが必要になります。

やまと西大寺KEC保育園では、こういった力を遊びの中で養えるような取り組みをしております。

以下の作品はちょうど夏の終わりごろに1歳児クラスで取り組んだものですが...

図1.jpg

例えばこのようなきのこ作りでは、シール台紙からシールをはがして貼るという体験を。

図2.jpg

お散歩バックづくりでは、机に張ったビニールテープをはがして貼るという体験をしました。(作ったバッグを持って、西大寺に松ぼっくりを拾いに行きましたよ^^)

同じ「シールをはがして貼る」という遊びでも、力の入れ方やシールをはがした時の感触が全然違います。

これも指先の器用さを養うための取り組みです。遊びの中で子どもたちの発達を促します。

他にも、コマ回しやけん玉、お手玉、縄跳びなどの昔からの遊びも、手首を回し、指先の器用さを高める遊びです。

生活が便利になって、ボタン一つで何でも動くこの時代。子どもたちが手先を使う機会はどんどん減ってきています。

ご家庭でもぜひ意識的に、子どもたちが手先をたくさん使う遊びを取り入れていただければと思います^^

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