こどもたちに対して
~人間大事の教育~
挑み続ける。応え続ける。

現代の教育課題
現代の子どもたちが直面する教育環境は、情報化社会やグローバル化の進展とともに大きな変革を迫られています。女性の社会社会進出が活発になり、一人一人の自己実現が尊重される世の中になる一方で、親の子育てへの関与や地域社会のつながりの希薄化が、子どもたちに必要なしつけや心の成長が十分でないという現実をもたらせていると言えます。
さらに、教員不足や労働環境の問題による学校行事や部活動の簡略化で、子どもたちが仲間同士で協力や切磋琢磨をする機会が減ったとの指摘もあります。また、不登校者の割合は1990年代に比べ約9倍にまで上昇して過去最高を更新、一律に同じ環境や同じ教育を当てはめることの限界や機能不全も問題視されるようになりました。
また、8050問題という、主に40~50代の中年層が経済的にも精神的も自立できず、働かずに家に引きこもって、80歳前後の親の年金や支援に頼らざるを得なくなる社会現象も取りざたされています。日本の将来を考えたとき、子どものうちから「本物の成功体験」を通じて確かな自信を育んでいくことが今こそ大切であると考えます。
このような背景を踏まえて子どもたちには、本質的な価値観や正しい習慣、自ら目標を設定し、実現に向けて挑戦する力を養うことが求められています。
そこで当社では「KEC八訓・KEC志学館八訓」という、生徒向けの行動規範を明文化しました。社会で生きていく上で基本となる考え方を示したもので、生徒たちは日々この八訓を意識しながら学んでくれています。学習塾として、成績向上・志望校合格を実現する指導はもちろんのこと、まず人として必要な力を大切にするのがKECの教育観です。
KEC八訓・KEC志学館八訓
- 挨拶を明るく元気よく行い、豊かな表現力を身に着けること。
- 「ありがとう」「ごめんなさい」を言葉で伝え、まわりに心から感謝をすること。
- 人の良いところを真似して、積極的に自分の学びに変えること。
- 自分だけではなくまわりの幸せを考えた人間関係をつくること。
- 「しんどい」「ムリ」「ダルイ」は禁止、ワクワクするポジティブワードを使うこと。
- 過去と他人を受け入れて、未来と自分を変えるエネルギーにつなげること。
- 限界は設けない!自分は絶対できるんだと強く信じて取り組むこと。
- ゴールに向かって計画、実行、検証、改善をトコトン繰り返し、本気で達成にこだわり取り組むこと。
このほかにも、ICTを活用したオンライン教育プログラムや、個々の学習スタイルに合わせて個別最適化が可能な教材、実践型プロジェクト学習、一般の教科学習とは異なる「社会でそのまま使える教育(英会話、プログラミング、お金)」など、時代に即した多角的な教育体制の整備にも力を入れています。
これらの取り組みにより、子どもたちが未来に向かって自信と確固たる意志を持ち、厳しい社会環境の中でも力強く成長できる人へ育つことを期待しています。
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G-PDCAサイクルを実践する
Road Map(ロードマップ)
『G-PDCAサイクル』は、まず「G(Goal)」を設定した上でPDCAサイクルを回す、KEC独自の学びの循環メソッド。『Road Map』は、そのG-PDCAサイクルを実践するため、目標を設定して「今やるべきこと」「次に挑戦すること」「自分の改善課題」などを明確にする学習計画手帳です。学ぶ楽しさやできない悔しさをやる気につなげ、「わかる! できる!」という成功体験を積み重ねながら自信を育むことのできる重要なツールです。こうした自信は、受験本番で学びの成果を発揮できる力となるものです。
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全生徒を巻き込み、楽しみながら勉強の質を向上させる
ロードマップコンテスト
『Road Map』を活用して、成果を出した生徒たちが、自身の『Road Map』を公開するコンテストを行っています。入賞すれば本人も当然嬉しいですが、それだけでなく、他の生徒たちもそこから学び、自分の勉強法や意識の質向上につなげる機会にもなっています。
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勉強だけじゃない! 塾が楽しくなる
学びの収穫祭! KECハロウィンウィーク
毎年10月には「学びの収穫祭! KECハロウィンウィーク」と称して、全教室で一斉にハロウィンイベントを開催します。生徒にとって塾通いを「つらく苦しいもの」とせず、「毎日行きたくなる場所」とするための取り組みの一つです。
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笑いあり! 涙あり! 受験生の転機となる
勉強合宿
各教室の生徒が一堂に会し、普段とは異なる環境で切磋琢磨するKECグループ最大のイベントです。本番さながらの「リアル入試」、1日8時間以上もの「特訓授業」、受験へのモチベーションを高める「学習イベント」など盛りだくさんの内容です。例年、多くの生徒が「受験生としての転機になった」と語る刺激的なイベントとなっています。
※集団指導コースのみのイベントです -
子どもから知っておきたい金融講座
お金の教室
高校生での金融教育もスタートし、子どものころから「お金について学ぶこと」の重要性がは高まっています。「お金の教室」では、使わなくなった私物などをフリマアプリ「メルカリ」で売ってみようというイベントです。売買を通じて、お金の流れや価値、マーケティング、ネットモラルなどを学びます。